嚥下障害 言葉の印象からわかること

嚥下障害 言葉の印象からわかること

○口唇でつくる音(パ行・バ行・マ行)がはっきりしない
口唇を閉じる力が弱く(口唇閉鎖不全)、食べ物を口からこぼしやすくなる。

○舌の先でつくる音(ラ行・タ行・ダ行)がはっきりしない
舌の先が上顎の前歯の裏や口蓋に付きにくく(舌尖挙上不良)、食べ物の送り込みが難しくなる。

○奥舌でつくる音(カ行・ガ行)がはっきりしない
奥舌が軟口蓋と接触しにくく(奥舌挙上不良)、食べ物の口腔内での保持が難しくなり、咽頭へ流れ込み(咽頭流入)やすくなる。

○普段の会話からはわかりにくい
「パンダノタカラモノ」(パンダの宝物)、「ルリモハリモテラセバヒカル」(瑠璃も波璃も照らせば光る)と復唱をうながすことで、上記の評価が行いやすくなる。