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ワレンベルグ症候群患者の特徴

ワレンベルグ症候群患者の特徴 唾液嚥下困難 急性期では唾液嚥下が困難な例が多いです。 そのため、自身でティッシュペーパーに喀出している場面が見かけます。 夜間はティッシュペーパーを1箱以上使用することも珍しくないといわれています。 唾液喀出量の減少が、嚥下機能改善を確認する 1つの指標となります。 栄養摂取方法 急性期では、経鼻胃経管栄養法が主となります。 回復期リハビリテーション時に、バルーン訓練を行うためには、咽頭部をフリーにする OE 法(間欠的口腔食道経管栄養法)、または胃瘻の選択が必要となります。 嚥下機能に改善が見られれば、その改善に合わせて摂取量、回数、食事形態に注意しながら経口摂取を進めていきます。 咽頭機能の左右差 食塊の通過側は、非麻痺側が優位であることがほとんどです。しかし、急性期には麻痺側優位に通過する症例も見られます。この詳細はVF(嚥下造影検査)の正面像で検討することができます。 高次脳機能 認知症を合併しているケースを除いて、高次脳機能には問題が見られないケースが多いです。 そのため、自主訓練として頭部挙上訓練やバルーン拡張法などを積極的に進めていくことが可能です。 ADL 小脳の脳血管障害の合併などによっては、失調症状を呈し歩行が困難になることもありますが、急性期から独歩可能、トイレ動作、ADL 自立というケースも珍しないと言われています。

老研式活動能力指標

老研式活動能力指標 使用目的と特徴 老研式活動能力指標(TMIG IndexofCompetence )は、 Lawton の活動能力の体系に依拠して、ADLの測定ではとらえられない高次の生活能力を評価するために開発された 13 項目の多次元尺度である。 これらの尺度は、「手段的自立」「知的能動性(状況対応の語を内容に即して改変)」「社会的役割」の3つの活動能力を測定するもので、各質問項目の因子所属は、項目 1 ~ 5 が「手段的自立」、項目 6 ~ 9 が「知的能動性」、項目 10 ~ 13 が「社会的役割」である。 またこの尺度は、「手段的自立」より上位の水準の活動能力を評価できる測度がほとんどないなかで、「社会的役割」の水準を含む貴重な測度であって、在宅老人の生活機能の評価に適したものと考えられる。 使用方法 老研式活動能力指標は、自記式の尺度として開発されたものであるから、知的機能の著しく低下した高齢者でなければ、調査票への記入が可能である。家族など日常をよく知っている者による評定も可能である。面接にて聴き取る場合には、回答者が本人であっても他の者による回答であっても、調査員が自分の判断で説明を加えたり、誘導したりすることのないよう十分に注意する必要がある。 なお質問には、「いますか」「ありますか」という問いのほかに「できますか」という問いが含まれている。これは、「できること」は「していること」と同義ではないという高次の活動の特性に配慮したものである。それゆえ「できますか」という問いの場合、できるのであれば、本人が現在しているかどうかにかかわりなく、回答は「はい」でなければならない 。 評価表はこちらからダウンロードして下さい ↓ http://www.chiba.med.or.jp/personnel/nursing/download/text2012_12.pdf 判定方法 それぞれの質問項目について、「はい」という回答に 1 点、「いいえ」という回答に 0 点を与え、単純に加算して合計得点を算出する。老研式活動能力指標を全国代表サンプルに使用したときの平均得点と標準偏差を性・年齢別に示したものが、次の表のとおりである。

「できるADL」と「しているADL」

「できるADL」と「しているADL」 ADL(日常生活行為)が、リハビリテ-ションの訓練時や診察時にはできるけれども、病棟や自宅の実生活では実行していないことが少なくありません。 「できるADL」よりも「しているADL」を重視すべきことは患者の生活を重視するリハ医学としては大切なことです。 「できるADL」と「しているADL」、両者の差をみきわめ、その原因を明らかにすることがリハ・プログラム作製上極めてなことです。  「できるADL」と「しているADL」の差を生む条件は以下のようなことが挙げられます。 ○模擬的な訓練場面では行えるが、実際の生活の場である病棟や自宅・社会では行えない。 ○訓練だけで疲れはててしまって、病棟や自宅・社会では行えない。 ○患者の日常生活における意欲が低い。できても、やろうとしない。 ○患者・家族の理解不足により、できることを、過介護で、できなくしてしまう可能性がある。家族指導はその意味でも大切。 新しいADLのやり方を身に付けることは、健康なときと同じような体の使い方、動かし方ではなく、新しいやり方を身に付けることが必要となる。習熟するためには、実際の場面を想定したことを、繰り返すこと習慣化することが不可欠となる。