氷なめ訓練 (氷を用いた嚥下訓練)





氷なめ訓練 (氷を用いた嚥下訓練)

口に含んだ氷の冷刺激によって嚥下反射を誘発する。通称、氷なめ訓練と呼ばれています。

主な対象者は空嚥下が困難な患者。認知症、偽性球麻痺などです。

具体的方法としては、小さめの氷を口に含み、溶けてきた水を飲み込んでもらう。氷の口腔内保持が困難な患者では、氷をガーゼで包んでデンタルフロスで縛って保持するなど、氷が咽頭に落ち込まないよう注意する必要があります(基礎訓練)。
氷のかけら(ice chip)をそのまま飲み込む方法もあり、ice chip swallow と呼ばれ直接訓練の導入によく用いられます。



日本摂食・嚥下リハビリテーション学会より参照。