FIM 社会的交流の採点ポイント

FIM 社会的交流の採点ポイント


概念

相手に迷惑をかけているか、自分の言動が人にどう思われているかわかることで、治療の場、あるいは社会生活の場で他人との折り合い、集団に参加していく技能を採点します。
自分の要求と共に他人の要求をどう処理するかを意味しています。

「相手にどの程度迷惑をかけているかがわかる」
「相手にどの程度不快感を与えているかがわかる」
「自分の言動が相手に与える影響を知ること」

社会的交流における「迷惑」11項目


  • 訓練を拒む
  • 車いすで暴走する
  • 挨拶をしない、無視する
  • 過剰な泣き、笑い
  • 癇癪(かんしゃく)
  • 些細なことで怒る
  • 暴力をふるう
  • ののしる、悪態をつく
  • 過度に引きこもる
  • 集団ゲームに参加しない
  • 周囲への迷惑に気づかず話しかける


社会的交流の採点法

スタッフや他患、家族と適切にかかわっているか

可能=7点or6点(投薬により可能、「慣れ」が必要であれば)

不可能=5~1点:迷惑を掛けたり、不快感を与える適切にかかわる頻度で採点します。

社会的交流の採点point

他患(他者)との交流は積極的でない(一人でいることを好む)が、集団に誘えば拒むことなく適切な行動をとる⇒7点(いわゆる内気な性格)
寝たきりで、他者との交流が難しい場合は1点とします。

FIM採点ポイントまとめはこちら↓
http://www.st-medica.com/2016/05/fim-saiten-matome.html

FIMの採点の基本概念はこちら↓
http://www.st-medica.com/2016/04/fim.html