肺気腫のHRCT画像 Goddard分類

肺気腫のHRCT画像 Goddard分類

Goddard分類-1点:径1cm以下の気腫病変が散在する。
Goddard分類-2点:気腫病変が癒合して大きな低吸収領域が認められる。
Goddard分類-3点:気腫病変の癒合がさらに進み、低吸収領域がかなりの部分を占める。
Goddard分類-4点:大部分が肺気腫病変で健常肺はわずかに残るのみ。

HRCTでは気道病変を示唆する所見も検出が可能で、COPDの病型分類において有用です。
HRCTでは、肺気腫病変はLAA(low attenuation area、低吸収領域)として描出されます。
各LAAは正常肺とは明確に区別されますが、被膜を持たないことが特徴です。
胸部単純X線画像による早期COPDの検出は難しいですが、気腫優位型COPDの早期検出においてはH RCT(highresolution CT)が有用です。