アドピアランス(adherence)





アドピアランス(adherence)

 アドビアランスとは、患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けることを意味する。従来、医療者は「医療者の指示に患者がどの程度従うか」というコンプライアンス概念のもと患者を評価してきた。患者自身の治療への積極的な参加(執着心:adherence)が治療成功の鍵であるとの考え、つまり「患者は治療に従順であるべき」という患者像から脱するアドビアランス概念が生まれた。このアドビアランスを規定するものは治療内容、患者側因子、医療者側因子、患者・医療者の相互関係という点でコンプライアンスとは大きく異なる。

日本薬学会薬学用語解説より参照


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