PEG:内視鏡を用いて胃瘻を造設する手術法

PEG:内視鏡を用いて胃瘻を造設する手術法

1979 年にGaudererと Ponsky によって報告されました。胃瘻造設法としては、ほかに X 線透視下経皮的胃瘻造設術、 超音波下胃瘻造設術、 腹腔鏡的胃瘻造設術、開腹胃瘻造設術があります が、手技が簡便で患者への負担が少なく、経済性 が高いことから、現段階では PEG が胃瘻造設法 の第一選択とされています。また、胃瘻そのもの をPEGと呼称することもあります。そもそも胃瘻とは、胃から体外へ通じる瘻孔の 総称です。また胃瘻造設術とは、消化管機能が保たれているのにもかかわらず経口摂取が困難で、 長期間の経腸栄養(通常 4 週間以上)が必要な方 に対して行われる「胃に人工の口(胃瘻)をつくる」手術のことです。なお、経腸栄養を行う期間 が 4 週間以内の場合には、非侵襲的で留置が容易な経鼻胃管法が選択されます。

 PEG の適応は、脳血管障害や神経筋疾患などによる摂食・嚥下障害、繰り返す誤嚥性肺炎、クローン病などの長期経腸栄養を必要とする炎症性腸疾患などが挙げられます。また腸閉塞に伴う減圧目的で行われることもあります。 PEG の絶対的禁忌は、内視鏡検査が禁忌な症 例、咽頭・食道狭窄のため内視鏡通過が困難な症例、胃前壁を腹壁に近接できない症例、補正困難 な出血傾向、減圧目的での造設以外の消化管閉塞 が挙げられます。
PEG の造設手技としては、Pull 法、Push 法、 Introducer法があります。また胃瘻カテーテル の種類は、胃内の形状からバンパー型とバルーン型、外部の形状からチューブ型とボタン 型に分かれます。造設手技やカテーテル の種類にはそれぞれの長所・短所があるため、症例によって選択する必要があります。