機能性構音障害におけるの/ʃ/の産生訓練

機能性構音障害におけるの/ʃ/の産生訓練

歯茎硬口蓋と前舌による無声摩擦音です。
誤りとしては、同一ないし類似構音点における閉鎖の出現による/t/tʃ/への置換、側音化構音、咽頭摩擦音鼻咽腔構音が見られます。

/t/へ置換する場合

/t/へ置換している場合、多くは/s/にも同様の誤りが出現します。
/s/の訓練を行い、後続母音/a//ɯ//e//o/において、文レベルの正音産生が可能となってから、/si/を習得させ、次いで/ʃi/へ誘導します。
 STと子どもが交互に産生し、漸次接近させていきます。
構音点を教示し、そのうえで漸次接近させるなどの方法があります。
ないしょ話や静かにしなさい、ということを示す「シー」(/ʃ:/)を身ぶりとともに示すことで、産生できる場合もあります。

/s/の産生訓練はこちら↓

/tʃ/へ置換する場合

/ʃ/の構音操作事態は可能であると考えてよいでしょう。
そのため、/s/を/ts/と置換している場合と同様のステップで/t/部を消去していきます。
/s/と/ʃ/がともに誤っている場合、並行して訓練を行うことは子供が構音操作を混同しやすので避けるようにします。

/tʃ/から/ʃ/を導く訓練の流れ