嚥下おでこ体操

嚥下おでこ体操

シャキア訓練(頭部挙上訓練)と同じ効果があります。
実際に頭部挙上訓練を指導してみると、円背の高齢者患者には臥位が取れずこの訓練自体が困難であること、臥床することの面倒さで実施率が下がることの経験から、岩田、杉浦らの方法を参考に自分自身でできる訓練法として藤島が考案した体操です。

方法

額に手を当てて抵抗を加え、おへそをのぞきこむように強く下を向くようにします。
下記の2つの方法で実施します。
①持続訓練:ゆっくり5つ数えながら持続して行う。
②反復訓練:1から5まで数を唱えながら、それに合わせて下を向くように力を入れる。
あごの下を指で触れると筋収縮がわかります。

即時効果もあるため、食前に実施すると良いです。
この訓練は手軽にできる上大変有効です。

注意点

症例によっては負荷が大きいので適宜、強度や頻度を調節する必要があります。頸椎症や高血圧患者には注意が必要です。