超皮質性失語

超皮質性失語

古典論によれば、概念中枢と運動あるいは感覚言語中枢との連絡は絶たれているが運動言語中枢―感覚言語中枢間の連絡は保たれている失語であって、自発発話あるいは言語認識に比して復唱がよく保たれていることを特徴とする。
名称や存在について最も議論のある類型である。
現在は「超皮質性」という言葉の意味は無視して、「言語表出や言語認識の障害に比して復唱の障害が比較的保たれている失語類型」を「超皮質性失語」と呼ぶことが多い。

一般に、超皮質性運動失語超皮質性感覚失語超皮質性混合失語の3型に分けて論じられる。