関連筋力低下(ICU-AW)とリハビリテーション

ICU関連筋力低下(ICU-AW)とリハビリテーション

ICU-AWにより筋力低下が見られると、筋力が維持されている患者と比べ人工呼吸器離脱が遅延するといわれている。

四肢筋力の低下が生命予後や在院日数と関連しているという報告もあり、ICU在室中に人工呼吸器を装着している段階から筋力低下を予防することが求められている。

人工呼吸器装着後に早期からリハビリテーションを開始した場合では、人工呼吸器離脱期間の短縮、せん妄の減少が見られ、退院時のADLが向上し転帰先では自宅退院の患者が増えたと報告されている。

人工呼吸器装着患者への早期人工呼吸器離脱などを目的にした一連の治療やケアをまとめて、「ABCDEバンドル」と呼ばれるものがある。
この中で、リハビリテーションは「E」の「早期離床:Exercise、 運動療法実施:Early Mobility」として組み込まれるようになっている。


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