社会的行動障害の症状のメカニズム

社会的行動障害の症状のメカニズム

前頭葉損傷、尾状核や被殻といった線条体の損傷、ウェルニッケ失語、右半球損傷などが原因となる。また、もともとの性格が影響したり、発症以前の脳機能の低下(もともと認知症が背景にある場合など)が影響したりすることもある。

前頭葉の下方にある眼窩前頭皮質という部分は、衝動コントロールに関係している。
われわれがある人に対して怒っても、そうそう殴ることがないのは、もし殴ってしまったら、その後のお互いの関係が悪くなると直感的にわかっているからである。眼窩前頭皮質にはそのような機能があるため、この部分が損傷されると、怒ったらすぐに殴ってしまうといった衝動コントロールの欠如した状態になりやすいのである。この部分は、脳挫傷やくも膜下出血でしばしば損傷される。
眼窩前頭皮質の衝動コントロールに関する機能は、尾状核や被殻といった線条体とも関連しているため、被殻出血などによる線条体の損傷でも衝動コントロールの低下が起こる場合がある。とくに、尾状核の損傷後は、しばしば精神面の問題が出現する。

失語では、重度のウェルニッケ失語に不穏を伴うことがある。言われていることの意味がわからない
感覚性失語が不穏の一因になっていると思うが、ほかにもまだ不明の理由があるかもしれない。

右半球損傷では、表情、声色、雰囲気などといった非言語的コミュニケーションの認知がしばしば障害されるため、いわゆる “ 空気が読めない ” 状態になることがある。

そのほか、脳の損傷では、今まで 100 の仕事ができたとしたら、損傷後に 50 や 60 しかできなくなるといった、能力の容量の低下がしばしばみらる。したがって、ささいな刺激であっても容量オーバーになってしまい、怒り出すことがある。


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