「トライサングル」発足 高次脳機能障害に理解を

「トライサングル」発足 高次脳機能障害に理解を

 高次脳機能障害のある人を中心に、家族や支援者が一体となって障害理解の普及と一般就労を目指す団体「トライサングル」が発足した。法人化し、活動を本格化させる考えで、活動への支援を求めている。

 交通事故や脳血管障害などで脳に大きな衝撃を受け、言語や記憶、感情などの機能に影響を受ける高次脳機能障害。見た目では分からず、周囲から理解されにくいという。

 高次脳機能障害がある代表の杉谷勉さん(31)と副代表の松永裕介さん(28)がある講演会で出会ったのをきっかけに、世間に当事者の声を届けようと立ち上げた。支え合う当事者と家族、支援者の3者とトライアングルを掛けて団体の名称にした。

 7月の法人化に向けて現在、兵庫県宝塚市で勉強会と交流会を開いている。高次脳機能障害がある若者の就労支援を主な活動としたい考えだが、「まず、高次脳機能障害の存在を知らせたい」としており、初めの2年間は「周知段階」と位置付けて講演活動に力を注ぐ。

 講演は、司会者と障害のある当事者との一問一答形式で開く。舞台での緊張で、失語などの症状が出ないようにし、気持ちを落ち着かせて進行させるためという。

 松永副代表は「チャンスをください」と呼び掛けており、活動資金や場所の提供などの支援を募っている。

 問い合わせは、ホームページhttp://higher-brain-takarazuka.jpn.org/top.htmlの問い合わせフォームから。