非言語的記号の入力(呼称のプロセス)

非言語的記号の入力(呼称のプロセス)

呼称の第一段階で、被験者が、提示された絵を見る段階です。
被験者の網膜に入力された光の刺激(視覚情報)は、視神経を通り、外側膝状体を中継し、後頭葉の第1次視覚野を目指します。

非言語的記号の入力の段階の障害

非言語的記号の入力の段階の障害は、視力障害・視野障害や皮質性の視知覚障害などです。
ここは、内言語障害には含まれません。
これらの問題をかかえた患者に検査を行う際には、視力障害であるなら、度の合った眼鏡を掛てもらったり、場合によっては、提示する図版を拡大する 必要するといった配慮が必要です。
また、視野障害の場合には、図版を正面に提示するのではなく、障害されていない側の視野にずらして提示した方が良い場合もありますが、検査手順に定められた標準的な施行方法ではない場合は、その旨検査用紙の欄外に記載しておくようにします。