慢性硬膜下血腫(CSDH)の認知症の特徴とアルツハイマー型認知症の比較

慢性硬膜下血腫に伴う認知症の場合



  • 主症状:注意障害、会話内容の混乱、活動性低下
  • 意識障害:あり
  • 見当識障害:さまざま巣症状の合併:片麻痺、失語、失禁などあり
  • 歩行障害:多い
  • BPSD:基本的になし
  • 日内変動:あり
  • 経過:発症時期は明瞭で、1〜2カ月で増悪する


アルツハイマー型認知症の場合



  • 主症状:近時記憶障害、語想起などの障害
  • 意識障害:重症になるまでなし
  • 見当識障害:あり
  • 巣症状の合併:なし
  • 歩行障害:少ない
  • BPSD:あり
  • 日内変動:なし
  • 経過:発症時期は不明瞭で、緩徐に進行する

脳神経外科速報 vol.26 no.2 2016.2.より参照