嚥下圧検査

嚥下圧検査


嚥下時に各部位に生じる圧を測定する検査です。
経鼻的に圧プローベを挿入し、中咽頭、下咽頭、食道入口部、食
道内といった部位の嚥下時の圧を直接測定します。

プローベは径3~5mm程度で、数個所の圧センサーを有するものを使用します。
測定方法としてはプローベを一定速度にて引き抜きながら圧変化をグラフ化する方法(引き抜き法)や、プローベを固定した状態で測定を行い、その後0.5~1.0cmずつ引き抜き、固定した位置で繰り返し測定する方法(station pull-through法)が知られています。


一般には下咽頭部にて100~120mmHg程度とされています。また、最近では多チャンネルを有したマノメトリーを用いることにより、さらに詳細に嚥下圧を測定する方法が報告されてきています。