意味照合 (意味記憶の活性化)

意味照合 (意味記憶の活性化)

語彙照合で、語彙であると判断されると次に、意味照合 (意味記憶の活性化)が行われます。
「意味」とは、その人が生まれてから現在に至るまでの認知体験の中で、「世界」を切り分けて整理してきた「項目」の総体のことをいいます。
この「項目」のことを「カテゴリー」と呼ぶこともあります。
「意味 (あるいは意味記憶)」 とは、 このような「項目(カテゴリー)」の総体をいいます。
例:「鳥、猫、ねずみ」は「動物」の小項目となり、「動物」は「生き物」の小項目といったように、自分を取り巻く環境世界を、たくさんの項目によって切り分けて、整理して理解しています。
また、「意味 (あるいは意味記憶)」は 、一人ひとりの体験によって、切り分け方、整理の仕方が異なっているといわれています。

意味照合 (意味記憶の活性化)の段階の障害

語彙として捉えることができても意味が分からないという症状が出現します。聞き取れているにもかかわらず意味が理解できない症状に対して、認知神経心理学では、語義聾 (word meaning deaflless)という用語が使われています。
例:/ame/という2モーラの音韻列が日本語の単語(語彙)であると判断することはできているにもかかわらず、「雨って聞いたこがある言葉だけど、なんだ?」のように意味にたどりつくことができない、または、「晴れ」と誤って違う意味にたどり着いてしまうというような症状が現れます。