音韻照合(入力音韻辞書)

音韻照合(入力音韻辞書)

音声入力や音響分析に異常がなければ、検査者の口から発せられた音声は音響的には正しく捉えられます。
しかし、音響分析の段階では、その音響が日本語の音韻、いわゆる五十音のどれに該当するかはまだ確定されていません。
音韻照合(入力音韻辞書)の段階では、聞き取った音響を日本語の音韻と照らし合わせる作業を行います。
その際に、参照されるリストのことを入力音韻辞書と呼び、照らし合わせる処理のことを音韻照合と呼びます。

音韻照合(入力音韻辞書)段階の障害

音韻照合(入力音韻辞書)段階の障害では、音響として正しく脳内に響いているにもかかわらず、日本語におけるどの音韻なのかが確定できないという状態となります。
そのため、症状としては、発話者の音声が正しい音韻として認知できなかったり、異なる音韻に照合されてしまうなどの誤りがみられます。
この症状は、正しく聞き取った語音を音韻と照合させる段階の障害という意味で音韻聾(phonological deafness)と言われています。