体位ドレナージ 実施前の確認事項

体位ドレナージ 実施前の確認事項

排痰体位は、気道分泌物の貯留位置を確認し決定する。確認には、胸部画像によって評価する方法もあるが、目の前の患者の今起こっている状況をリアルタイムに評価するには聴診が有効である。聴診によって副雑音の有無を確認し、全肺野を聴診する。とくに、長期臥床や、人工呼吸器の装着などにより体位が制限される場合、背面に無気肺や胸水が貯留しやすいので、背面の下葉後肺底区(肩甲骨の下部周囲)の聴診も忘れずに行う。
呼気時にボコボコやゴロゴロといった水泡音や、グーとかギューといういびき音が聴取される場合、ほとんどが分泌物の貯留である。
また、無気肺などで空気の流入が減少するため、発症後間もない場合は呼吸音が減弱する。しかし、時間の経過とともに無気肺の部位でも気管支呼吸音が伝達され、聴取されることがあるので、注意する。