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精巣腫瘍の病期分類(日本泌尿器科学会 日本病理学会/編)

精巣腫瘍の病期分類(日本泌尿器科学会 日本病理学会/編) I期 転移がない Ⅱ期 横隔膜以下のリンパ節にのみ転移がある ⅡA 後腹膜転移巣が5cm未満 ⅡB 後腹膜転移巣が5cm以上 Ⅲ期 遠隔転移 Ⅲ0 腫瘍マーカーが陽性であるが、転移巣不明 ⅢA 横隔膜以上のリンパ節に転移がある ⅢB 肺に転移がある B1:片側の肺の転移が4個以下かつ2cm未満 B2:片側の肺の転移が5個以上または2cm以上 ⅢC 肺以外の臓器にも転移がある ※陰のう内にとどまる腫瘍は、腫瘍の大きさによる差を見出し難いため、手術の困難さ、転移により分類しています。 日本泌尿器科学会、日本病理学会編「泌尿器・病理 精巣腫瘍取扱い規約 2005年3月【第3版】」(金原出版)より参照

頭部外傷の分類

頭部外傷の分類 1)頭蓋骨骨折(Skull injury) ①円蓋部骨折(Vault fracture) 線状骨折(Linear fracture) 陥没骨折(Depressed fracture) ②頭蓋底骨折(Basiler fracture) 2)局所脳損傷(Focal brain injury) ①急性硬膜外血腫(Acute epidural hematoma, AEDH) ②急性硬膜下血腫(Acute subdural hematoma, ASDH) ③脳挫傷(Brain contusion) ④外傷性脳内血腫(Traumatic intracerebral hematoma, TICH) 3)びまん性脳損傷(Diffuse brain injury, DBI) ①軽症脳震盪(Mild concussion)  一時的な神経機能障害(記憶障害)のみで意識障 害なし. ②古典的脳震盪(Classical cerebral concussion)  6 時間以内の意識障害あり. ③びまん性軸索損傷(Diffuse axonal injury, DAI)  Mild DAI:昏睡 6 ~ 24 時間  Moderate DAI:昏睡24時間以上,脳幹部障害なし.  Severe DAI :昏睡24時間以上,脳幹部障害あり.

IGCC(International Germ Cell Consensus)分類

IGCC(International Germ Cell Consensus)分類 予後良好 非セミノーマ 肺以外の臓器転移がない。 かつAFP<1,000ng/ml かつhCG<5,000IU/L かつLDH<1.5×正常上限値 セミノーマ 肺以外の臓器転移がない。 かつAFPは正常範囲内 hCG、LDHは問わない。 予後中程度 非セミノーマ 肺以外の臓器転移がない。 かつ1,000ng/ml≦AFP≦10,000ng/ml または5,000IU/L≦hCG≦50,000IU/L または1.5×正常上限値≦LDH≦10×正常上限値 セミノーマ 肺以外の臓器転移がある。 かつAFPは正常範囲内 hCG、LDHは問わない。 予後不良 非セミノーマ 肺以外の臓器転移がある。 またはAFP>10,000ng/ml またはhCG>50,000IU/L またはLDH>10×正常上限値 セミノーマ 該当なし IGCC(International Germ Cell Consensus)分類とは 1977年に提唱されたマーカー値を重視した精巣(睾丸)腫瘍の分類法です。 hCG(Intact hCG)を用います。 日本のFree-β hCGは利用できません。 日本泌尿器科学会、日本病理学会編「泌尿器・病理 精巣腫瘍取扱い規約 2005年3月【第3版】」(金原出版)より参照。

ワレンベルグ症候群患者の特徴

ワレンベルグ症候群患者の特徴 唾液嚥下困難 急性期では唾液嚥下が困難な例が多いです。 そのため、自身でティッシュペーパーに喀出している場面が見かけます。 夜間はティッシュペーパーを1箱以上使用することも珍しくないといわれています。 唾液喀出量の減少が、嚥下機能改善を確認する 1つの指標となります。 栄養摂取方法 急性期では、経鼻胃経管栄養法が主となります。 回復期リハビリテーション時に、バルーン訓練を行うためには、咽頭部をフリーにする OE 法(間欠的口腔食道経管栄養法)、または胃瘻の選択が必要となります。 嚥下機能に改善が見られれば、その改善に合わせて摂取量、回数、食事形態に注意しながら経口摂取を進めていきます。 咽頭機能の左右差 食塊の通過側は、非麻痺側が優位であることがほとんどです。しかし、急性期には麻痺側優位に通過する症例も見られます。この詳細はVF(嚥下造影検査)の正面像で検討することができます。 高次脳機能 認知症を合併しているケースを除いて、高次脳機能には問題が見られないケースが多いです。 そのため、自主訓練として頭部挙上訓練やバルーン拡張法などを積極的に進めていくことが可能です。 ADL 小脳の脳血管障害の合併などによっては、失調症状を呈し歩行が困難になることもありますが、急性期から独歩可能、トイレ動作、ADL 自立というケースも珍しないと言われています。

誤嚥性肺炎の危険因子

誤嚥性肺炎の危険因子 患者背景 高齢 男性 喫煙 栄養不良 咽喉頭コロニーの形成(口腔内不衛生) 嚥下障害 食道蠕動低下・嘔吐 咳嗽反射の低下 意識状態の変調 経管栄養 アンギオテンシン変換酵素遺伝子型(deletion/deletion) 基礎疾患 認知症 糖尿病 慢性肺疾患 パーキンソン病 薬剤 制酸剤(プロトンポンプ阻害剤) 鎮静剤 向精神薬 抗コリン剤(胃内残渣増加) カルシウム拮抗薬(食道括約筋力低下) アンギオテンシン変換酵素阻害剤の未使用 日本外科感染症学会雑誌Vol.13(3)2016より参照

気管切開患者のケアの注意点

気管切開患者のケアの注意点 サイズ、形状の選択 患者毎の呼吸状態、嚥下機能、咽頭や気道の解剖をアセスメントし、単管・複管、カフの有無、カフ上部吸引の必要性、発声の可能性を考えて必要な気管切開チューブを選択をする。 サイズはフレーム部分や製品の外箱に内径(I.D)や外径(O.D)がミリ単位で表記されている。 チューブの形状やサイズが合わず長期に気道粘膜を刺激すると、出血や肉芽形成、潰瘍形成、気管食道瘻など合併症発生の原因となるため注意が必要となる。 挿入時はスタイレットの抜き忘れに注意が必要 気管切開チューブ挿入の際は、製品に付属しているスタイレット(オブチュレーター)を使用する。 挿入後は必ず抜去されていることを必ず確認することが重要である。 固定方法 一般的にはネックホルダーをフランジの穴に通し、指が1本入るくらいの緩みをもたせて頸部に固定する。 頸部術後で頸部の浮腫の可能性がある場合は頸部周囲に1周せず固定する方法もある。 また、自己抜去予防安全用具を使用するなど安全対策も行う必要がある。 閉塞への注意 硬くなった痰や気道分泌物による閉塞は窒息や低酸素など重篤な合併症につながるため、気管切開チューブの開存性には常に注意が必要となる。 痰の粘稠度が高い場合は、加温・加湿、去痰薬の使用、脱水の是正に注意し、気道クリアランスを保つケアを行う。 気管切開チューブ先端の肉芽形成による閉塞の可能性もあるため、呼吸音聴取や痰の性状から痰の貯留以外の閉塞が考えられる場合は医師に報告し気管支鏡による確認や処置が必要となる。 また、スピーチバルブの装着や気管切開患者のネブライザー使用時など、呼気の排出経路が不完全な場合は窒息につながるため、必ず吸気と呼気の通り道を確認して接続する。 スキンケア 出血や気管分泌物は速やかに取り除くようにする。 気管孔周囲の機械的刺激や分泌物による皮膚の浸軟から皮膚トラブルが起こると強い不快感につながるため、皮膚保護材やドレッシング材の使用を検討する。 永久的に気管孔を維持する場合はより丁寧なケアが求められる。 気管切開チューブ抜去後のケア 自発呼吸の安定や気道狭窄、気道のクリアラ...

気管切開が必要となる場合

気管切開が必要となる場合 1〜2週間を超えて気道確保が必要と予測される場合 上気道閉塞や気管狭窄、気道の病変があり人工気道を要する場合 反回神経麻痺や嚥下障害などによって下気道への誤嚥リスクが高い場合 ...etc 気管挿管から気管切開への移行は、早期実施による死亡率や肺炎発生率に有意な差は示されていません。 一般的には患者状況により挿管後1〜2週間のタイミングで行われます。 気道熱傷や頸部損傷、呼吸中枢の障害など、原疾患の回復に時間がかかると予測される場合には気管挿管せずに気管切開が行われています。 また、開心術後などは縦隔炎のリスク回避のために、術後2週間経過し手術創の治癒が進んでから行われる場合もあります。 呼吸器ケア 2016 vol.14 no.3より参照