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絶対筋力と最大筋力と筋力増加について

絶対筋力 絶対筋力は、l㎠あたり4~10kgとなります。 絶対筋力は、年齢・性別・トレーニングの有無により異なります。 絶対筋力は、筋横断面積に比例します。 最大筋力を決める要因 収縮様態は遠心性収縮>等尺性収縮>求心性収縮の順で最大筋力の強さが異なります。 最大筋力は、筋線維の数と長さ、筋の横断面積のより異なります。 関節の回転運動が、関節角度が120°付近が最大筋力が発揮されます。 通常、筋収縮は70~80%で制限されています。 筋力増加について トレーニング初期の筋力増加は、収縮していなかつた筋線維が働き出すことによるものになります。 単位断面積あたりの発揮筋力、すなわち絶対筋力は増加しますが、筋横断面積はそれほど増加しません。 さらにトレーニングを続けると、骨格筋が肥大して筋力が増加します。

サルコペニアへの対応

サルコペニアへの対応 筋力増強 サルコペニアは適切な運動により回復することがわかってきています。 そのなかでも、筋力増強訓練が最も重要と言われています。 筋力増強訓練には好気的運動と抵抗運動があります。 好気的運動 好気的運動はリズミカルに反復する運動で強い負荷は掛けない運動です。 筋組織では好気的代謝が行われており、酸素を消費しエネルギー産生を行っている筋量を増やす効果はあまりないですが、心・呼吸系、肥満、耐糖能の改善などの効果があると言われています。 抵抗運動 抵抗運動は、重りや徒手的な抵抗を加えた運動です。 関節の動きを伴わない場合、等尺性運動と言います。 この運動は筋量を増やす効果に優れていて、筋力も増加します。 筋細胞レベルでは嫌気的代謝が行われており、ブドウ糖から乳酸が産生され、エネルギーを得ています。 他動的伸長刺激を1日15分でも続けて訓練を行うと、筋の維持増強効果をもち、短時間の訓練でも筋力増強効果が期待できることを示唆しているとの報告があります。 身体活動量 筋力増強訓練のほか身体活動量の増加も重要です。 サルコペニアに陥った高齢者は自宅であまり動かない生活など日常の身体活動量が不足していることが多いと言われています。 そのため、日常生活で身体活動を増やすような習慣の指導、外出、趣味の開拓、通所サービスなども効果的と言われています。 栄養指導 また、食事でのタンパク質摂取不足など栄養面からのサルコペニアも多くみられ、栄養指導も必要です。 原疾患のコントロール もちろん、二次性サルコペニアでは原疾患のコントロールも重要です。 高齢者では、変形性関節症、変形性脊椎症、心疾患、呼吸器疾患など様々な合併症をもっていることが多いです。 そのため、運動処方、生活指導を行う場合、負荷量、運動の方法などに留意し、合併症の悪化を来すことのないようにすることも重要と言われています。

嚥下時の喉頭挙上に作用する筋と神経

嚥下時の喉頭挙上に作用する筋と神経 喉頭は嚥下時に約1椎体分挙上すると言われています。 甲状軟骨の上切痕に人差し指を置き、軽く下方に押しつけるようにして空嚥下を行わせると挙上の程度がよくわかります。 舌骨上筋の多くは下顎を固定した状態では、喉頭を挙上するように作用します。 したがって、オトガイ舌骨筋,顎二腹筋をはじめとする多くの舌骨上筋が嚥下時の喉頭挙上に関与しています。 特にオトガイ舌骨筋は強力で、舌骨体をオトガイに向けて前方に引き出しています。 その結果、喉頭は椎体に対して前方に移動し、二次的に食道入口部を開大する作用を持ちます。 また、舌骨下筋では、甲状舌骨筋は、喉頭全体を舌骨方向に垂直方向に挙上させ、喉頭前庭を閉鎖するのに重要な役割を果たしています。 この筋を支配する神経は頸神経ワナより分枝しますが、起始核は主に舌下神経核に存在しています。

Hughesの重症度分類 ギラン・バレー症候群

Hughesの重症度分類 ギラン・バレー症候群 グレード0 :正常 グレ一ド1 :軽微な神経症候を認める グレード2 :歩行器、またはそれに相当する支持なしで5mの歩行が可能 グレード3 :歩行器、支持があれば5mの歩行が可能 グレード4 :ベッド上あるいは車いす(支持があっても5mの歩行が不可能) グレード5 :補助換気を要する グレード6 :死亡

舌抵抗訓練(Tonguestrengtheningexercises)

舌抵抗訓練(Tonguestrengtheningexercises)とは 等尺性筋収縮を要求する抵抗運動により舌の筋力を増強し、舌の容積も増大させることで、舌による食塊の送り込みや口腔、咽頭内圧を高めることを目指す訓練です。 舌の口蓋への押し付け訓練による舌骨上筋群の筋力増強効果も期待されており、喉頭挙上、食道入口部開大を目指した訓練としての適応も考えられています。 比較的簡便で安全に実施できるため、廃用等により舌の筋力の低下した患者をはじめ多くの摂食嚥下障害患者の間接訓練として用いられています。 具体的な方法 具体的方法としては、舌を口蓋に対して押し付けたり、舌圧子を用いて舌に負荷をかけるような抵抗運動を行ったりします。 どのような障害に対してどのような方法でどの程度の力で行うかといった診断法や訓練法が確立されているわけではなく、患者の耐久性等を考慮しながらそれぞれの臨床現場で行われているのが現状です。 最近では、舌圧測定装置を用いた方法も検討されています。 科学的根拠としては、若年健常者や健常高齢者で舌抵抗訓練により舌の筋力が増強したという結果が得られています。 脳卒中後の嚥下障害患者に本訓練を適用することで舌筋力の増加と嚥下能力の改善があったことも示されています。 口腔腫瘍術後の患者や慢性期の患者での症例報告も見受けられています。 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 より参照。

頚部にみられる三角

頚部にみられる三角 ①顎下三角 下顎骨下縁と顎二腹筋の前腹、後腹によって囲まれた領域を、顎下三角という。 この領域の表層には大唾液腺の一つである顎下腺があり、深層から浅層に向かって顔面動・静脈が走行して、下顎骨の表面を通って顔面領域に達する。 ②頚動脈三角 胸鎖乳突筋前縁と肩甲舌骨筋の前腹および顎二腹筋の後腹によって囲まれた領域を、頚動脈三角という。 この領域の表層から深層に向かって、顔面静脈と頚動脈鞘の中に内頚静脈、総頚動脈、迷走神経が走行している。 最も深い部位には交感神経幹が観察できる。 ③後頚三角(外側頚三角) 胸鎖乳突筋後縁と僧帽筋前縁および鎖骨上縁によって囲まれた領域を、後頚三角という。 この領域は、副神経、腕神経叢、鎖骨下動・静脈が通っている。 中心静脈栄養が行われる際に用いられる静脈はこの領域を走行する鎖骨下静脈である。 リハビリナース vol.07 no.01 2014参照

頚部浅層筋

頚部浅層筋 頚部の筋は、筋の性質と位置から、皮筋(広頚筋)、前頚筋群(舌骨上筋群・舌骨下筋群)、側頚筋群(胸鎖乳突筋)、椎前筋群(後頚筋)、斜角筋群(前斜角筋等)等に分けられる。 ①頚部の皮筋 広頚筋は人体中最も発達している皮筋で、下顎骨下縁から起こり、頚部や胸部の真皮に停止する幅広い筋である。 口角を外側に引っ張る動作をすることで広頚筋が収縮して、頚・胸部の皮膚が持ち上がります。この筋に分布する神経は顔面神経と頚神経叢の枝である。 ②前頚筋群 前頚筋群は舌骨を挟んで、上方の舌骨上筋群と、下方の舌骨下筋群に細分される。 舌骨上筋群は主に舌骨と下顎骨との間に位置する筋で、下顎骨を引き下げ、嚥下運動に関与する。 代表的な筋には、顎二腹筋(前腹・後腹)、顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、茎突舌骨筋などがある。 分布する神経は脳神経である。 舌骨下筋群は舌骨と胸骨との間に位置する筋で、舌骨が固定されている場合、胸郭を引き上げる作用がある。 この筋に分布する神経は、頚神経叢がつくる頚神経ワナからの枝である。 ③側頚筋群 胸鎖乳突筋は頚部の代表的な長い筋で、胸骨と鎖骨の胸骨端から起こり、筋束はそれぞれ側頭骨の乳様突起と後頭骨側面に停止している。 顔を横に向けると頚部に斜めに現れる筋である。 分布する神経は、第11脳神経である副神経と、頚部領域から分布する頚神経(脊髄神経)の2種類である。 ④椎前筋群(後頚筋) 椎前筋群(後頚筋)には頭長筋、頚長筋等があり、頚椎の前面に位置していて、頚の前屈や側屈に作用する。 すべての筋に分布する神経は、頚神経叢から分岐する神経枝である。 ⑤斜角筋群 正中側から外側に縦に走行する筋群で、前斜角筋と中斜角筋、後斜角筋がある。 それぞれの筋の走行は頚椎の横突起から起こり、鎖骨の下を通って第1肋骨(前斜角筋、中斜角筋)、第2肋骨(後斜角筋)に停止している。 前斜角筋と中斜角筋、第1肋骨でつくられる三角の領域を斜角筋隙といい、この部位を正中から外側に向かって鎖骨下動脈と腕神経叢が通り抜けている。

顔面神経の特異性

顔面神経の特異性 顔面神経には四肢神経にある神経束構造が欠落していて、1本1本の神経線維はたがいに密接しています。 このことは1本の神経線維損傷に注目したセドン分類をあてはめることができます。 脱髄によるニューラプラキシーや神経内膜が温存されている軸索断裂の神経線維では迷入再生は起こりません。 しかし、神経内膜が損傷されている神経断裂では迷入再生が生じます。 神経断裂線維は(40-ENoG)%と数量的に推定されます。 病的共同運動の原因となる迷入再生は、すでに発症時の膝神経節における神経変性とともにはじまっています。軸索断裂線維は3カ月ほどで表情筋に到達します。 このために軸索変性軽症例では、3カ月で表情筋がほぼ正常に改善されます。 神経断裂線維はすこし遅れて4カ月で、過誤支配が病的共同運動として顕在化します。 神経断裂線維の多少によって、病的共同運動が時間差をもって出現します。 そのため、ほぼ正常に改善した症例でも、4~5カ月以降に病的共同運動が顕在化することもあります。 神経の再生突起は、筋の随意運動や収縮した方向に進んでいくと考れています。 神経断裂がある症例では随意運動や低周波電気刺激を積極的に行うことによって神経再生は良好ですが、同時に迷入再生が生じて病的共同運動の原因になってしまいます。

飢餓とリハビリテーション

飢餓とリハビリテーション 飢餓とは、エネルギー必要量より少ない摂取量が続いたときに起こる低栄養の状態である。 飢餓のときは体外からのエネルギー摂取量が不足しているため、体内に蓄えられている糖質、脂質、蛋白質を分解することで、生きるために必要なエネルギーを産生する。 短期(24時間以内)の飢餓では肝臓のグリコーゲンが分解され、まかなわれるが、その後、蛋白質と脂肪を分解してエネルギーを産生する。 アミノ酸や脂質、エネルギーが不足している飢餓の状態で運動すると、筋肉の蛋白質をさらに分解するため、筋肉量は減少してしまう。 栄養管理をせずにリハを行うと低栄養が長期化し、ますます機能低下が進み、日常生活活動(ADL)に大きな支障をきたすことにもなりかねないため留意する必要がある。

関連筋力低下(ICU-AW)とリハビリテーション

ICU関連筋力低下(ICU-AW)とリハビリテーション ICU-AWにより筋力低下が見られると、筋力が維持されている患者と比べ人工呼吸器離脱が遅延するといわれている。 四肢筋力の低下が生命予後や在院日数と関連しているという報告もあり、ICU在室中に人工呼吸器を装着している段階から筋力低下を予防することが求められている。 人工呼吸器装着後に早期からリハビリテーションを開始した場合では、人工呼吸器離脱期間の短縮、せん妄の減少が見られ、退院時のADLが向上し転帰先では自宅退院の患者が増えたと報告されている。 人工呼吸器装着患者への早期人工呼吸器離脱などを目的にした一連の治療やケアをまとめて、「ABCDEバンドル」と呼ばれるものがある。 この中で、リハビリテーションは「E」の「早期離床:Exercise、 運動療法実施:Early Mobility」として組み込まれるようになっている。

ICU関連筋力低下 (ICU-AW)

ICU関連筋力低下 (ICU-AW) ICUに入室する重症患者には、明らかに骨折などのような運動器疾患や脳卒中などの神経疾患を伴わない場合でも筋力低下を併発する患者がいる。 このような筋力低下をICU acquired weakness(ICU-AW)と呼ばれている。 原因として全身性の炎症や、血糖値上昇による末梢神経の微小循環障害、神経軸索障害、筋肉の蛋白異化、筋不活動によるものなど、いくつかの要因が重なり生じるといわれている。 ICU-AWが発症しやすい患者は、全身性炎症、多臓器不全、高血糖、ステロイドや神経筋遮断薬投与、ベッド上安静により筋活動が低下していることなどが挙げられる。 予防するためには、ICUでの治療中からステロイドや筋弛緩薬の使用を最小限にすることや、血糖値や電解質のコントロール、栄養療法やリハビリテーションを考慮して行うことが大切となる。

複合性局所疼痛症候群 (complex regional pain syndrome, chronic regional pain syndrome:CRPS)

複合性局所疼痛症候群 (complex regional pain syndrome, chronic regional pain syndrome:CRPS) ●複合性局所疼痛症候群とは、外傷などによる組織損傷後に、その原因事象の程度とは不釣合いに強くかつ長期に渡って持続し、原因事象と直接因果関係のない浮腫・皮膚血流変化や発汗異常を伴う慢性疼痛症候群であり、時に重...

臨床検査データ 検査 基準値 解釈

臨床検査データ 検査 基準域 解釈 CK 50~200U/l (↑)骨格筋や心筋、脳障害 CRP 0.2~0.5mg/dl (↑)感染、組織障害、炎症 BAP 7.9~29.0U/l (↑)骨粗鬆症、骨折治癒期 血清尿酸 2.0~7.0 mg/dl (↑)痛風 赤沈 男性 2~10mm/1h 女性 3~15 mm/1h (↑)感染症、炎症 赤血球( RBC ) 男性 410~530 × 10 4 / μ l 女性 380~480 × 10 4 / μ l ヘモグロビン( Hb ) 男性 13~17 g /dl 女性 12~15 g /dl (↓)貧血 (↑)赤血球増加症 ヘマトクリット( Ht ) 男性 40~49 % 女性 36~45 % 白血球( WBC ) 4000~8000/ μ l (〈 3000 )再生不良性貧血など (〉 11000 )最近感染、白血病など 血小板( Plt ) 12~4010 4 / μ l (〈 10 × 10 4 )紫斑病、肝硬変など (〉 60 × 10 4 )慢性炎症疾患など 血管内皮系分子マーカー( t-PA ) 8ng/ml 以下 (↑)血管内皮細胞の障害、動脈硬化 抗 DNA 抗体 - ( + )全身性エリテマトーデス 抗アセチルコリン受容体抗体 0~0.2nmol/l (↑)重症筋無力症 TPHA ・ TPLA ...

骨格筋 心筋 平滑筋

骨格筋 心筋 平滑筋 骨格筋 骨格筋は運動神経に支配され、神経からの刺激がなければ収縮することができない。つまり、頭で動けと命令して動かすことのできる筋肉であるため、随意筋とも呼ばれる。骨格筋は骨格に付着し、筋肉の収縮によって関節を動かし運動を生じさせる。他にもさまざまな役割がある。 ・骨格の運動:筋肉の収縮によって骨格を動かす。 ・姿勢の保持:読書時には一部の骨格筋の収縮によって頭が保持される。 ・軟部組織の支持:内臓を支えたり、保護する。 ・器官系の出入り口の開閉:消化管の出入り口や膀胱の出口を骨格筋が取り巻いていて嚥下(飲み込み)や排尿を調節する。 ・体温の維持:骨格筋で使われるエネルギーが体温の保持に役立っている。 心筋 心筋は心臓にのみ見られる筋組織。心筋は自律神経によって支配されているため自分で動かすことができない。 よって、心筋は不随意筋と呼ばれる。心筋は骨格筋と構造がよく似ており、骨格筋より豊富に血管が分布して いる。心筋は持続的に収縮を繰り返すため、酸素を蓄えるためのミオグロビンなどが多量に存在する。 平滑筋 平滑筋は血管、膀胱、気道、消化管、卵管などの壁に存在する筋組織。平滑筋細胞は骨格筋や心筋と異なる 構造をしている。平滑筋は自律神経に支配され、自分で動かすことができないので心筋と同じ不随意筋と呼ばれる。

筋緊張 (muscle tone)

筋緊張 (muscle tone) 筋緊張とは 筋緊張 とは、筋を他動的に動かしたときの筋の抵抗の具合をいいます。 異常な筋緊張は、大きく「 筋緊張の低下 」 「 筋緊張の亢進 」の2つに分けることができます。 ① 筋緊張の低下 は筋を伸張したり他動的に動かし たりしたときに、手ごたえがなくだらだらとなった状態で、筋を伸張しても抵抗感がまったく なくなった状態をいいます。筋緊張の低下は末梢神経障害や中枢神経障害の初期に認められ、 弛緩性麻痺 の状態です。 ② 筋緊張の亢進 は、低下のときと同様に、他動的に動かした際に主に動かしている筋のツッパリが感じられる状態で、主に中枢神経障害で見られます。 詳細に分類すると、筋緊張亢進については 痙縮 と 固縮 とに分けることができます。 痙縮とは 痙縮 は、筋の伸張の初期に強い抵抗感を感じますが、その後スーッと抵抗感がなくな っていきます。この状態を折りたたみナイフのような状態ということで ジャックナイフ現象 といいます。 内包などの皮質脊髄路が障害され、弛緩性麻痺の後に徐々に移行し痙縮が認められます。 固縮とは 固縮 は、運動の方向や速度に差がなく、他動的に動かしたときに関節可動域の全可動域にわたり抵抗感があります。この状態を、つねに抵抗感がありガクガクと動くことから 歯車様現象 といったり、運動の始めからずっと抵抗があり鉛の管を動かしている ようなので 鉛管様抵抗 といいます。 パーキンソン病など、中脳の黒質と被殻や尾状核などの線条体とを 結ぶドーパミンニューロンがうまく機能しなくなる状態です。 筋緊張の評価 筋緊張を評価・観察するときは、できるだけ筋活動を伴わない安静な状態で行います。 筋緊張の治療を怠ると、関節可動域は徐々に減少し、関節拘縮となり、さらにADLを阻害してしまいます。 筋緊張のMAS:筋緊張の評価スケールを用います。 評価方法は下記のリンクを参照下さい↓ http://www.st-medica.com/2013/04/modified-ashworth-scale-mas.html 筋緊張亢進の治療 筋緊張亢進の治療には、物理療法や関節可動域訓練を行います。また、薬物によるコントロールや神経ブロック・ボトックス治療・装...

パーキンソン病の原因・成因

パーキンソン病の原因・成因 原因はよく分かっていません * 脳には「黒質」という実際に黒く見える部分がありますが、自分の意志で行う運動には黒質が 作るドーパミンという神経伝達物質が重要です。 * 黒質で作られたドーパミンは大脳の「線条体」という部分に送られます。線条体にはアセチル コリンという神経伝達物質もあり、ドーパミンとアセチルコリンをもった細胞が線条体でバラン スよく働いて筋肉に運動の指令を出しています。 * パーキンソン病になると、ドーパミンを作る黒質の神経細胞が減って線条体にドーパミンを十 分送れなくなってしまいます。その結果、線条体がうまく働かなくなり、身体の動きが遅くなっ たり下手になったりします。

パーキンソン病 症状

パーキンソン病 症状 主症状 4症状 振戦 :安静時の手のふるえが特徴的、緊張するとふるえはひどくなります(静止時振戦) 筋固縮 :筋肉が硬くなる。 筋肉を動かすと歯車のようにガクガクする(歯車用固縮) 無動(動作緩慢) :動作がゆっくり、表情がとぼしい、足が前に出にくい。 姿勢反射障害 :起立・歩行時に不安定で転びやすい。 起立・歩行障害 :前かがみ、腕の振りが小さい、小またで加速する、すくみ足(小刻み歩行) 突進運動 :前へ押されると止まれないで小走りになる 仮面様顔貌 :顔の表情がとぼしく、まばたきが少ない 言語障害 :声の抑揚にとぼしく、小声でぼそぼそと話す(運動低下性ディサースリア) 書字障害 :だんだん字が小さくなる(小字症) 自律神経症状 :便秘、排尿障害、インポテンス、顔脂(あぶら顔)、起立性低血圧、発汗減少 精神症状・高次大脳機能障害 :うつ病、認知障害、などが一部の方に見られます パーキンソン病だけではふつう起こらないと考えられる症状: 筋萎縮、筋力低下、筋痛、関節痛、関節変形、しびれ感、頭痛、めまい、など

Hoehn-Yahrの重症度分類

Hoehn-Yahrの重症度分類 Hoehn-Yahrの重症度分類ヤールの重症度分類はパーキンソン病は重症度評価に用いられます。 Hoehn-Yahrの重症度分類(修正版) 0度 パーキンソニズムなし 1度 一側性パーキンソニズム 1.5度 一側性パーキンソニズムおよび体幹障害 2度 両側性パーキンソニズムだが平衡障害なし 2.5度 軽度両側性パーキンソニズム及び後方突進あるが自分で立ち直れる 3度 軽度〜中等度両側性パーキンソニズムおよび平衡障害、介助不要 4度 高度パーキンソニズムおよび平衡障害、歩行は介助無しで何とか可能 5度 介助なしでは車椅子まただベットに寝たきり、介助でも歩行困難 Hoehn-Yahrの重症度分類 1度 片方の手足に軽い症状(片手の振るえが多い) 2度 両方の手足に症状が広がる。歩行はほぼ正常。日常生活、仕事はできる。 3度 起立・歩行に障害。活動は制限されるが、自力での生活可能。 4度 起立・歩行が非常に不安定。自力のみの生活は困難、独歩はどうにか可能。 5度 起立不可能。介護がないとベッド上、車椅子での生活。

顔面神経麻痺 原因

顔面神経麻痺 原因 顔面神経麻痺は大きく末梢性麻痺と中枢性麻痺に分類 されます。 両者の鑑別点は、 末梢性麻痺 では一側の顔面が均一に麻痺 するのに対し、 中枢性麻痺 では上眼瞼から前額に麻痺がみられないことです。 末梢性麻痺が圧倒的に多く全体の90% 以上を占め、Be11麻痺、Ramsay Hunt症候群、外傷性 麻痺、耳炎性麻痺の順に頻度が高いです。

短下肢装具 AFO ankle-foot orthosis

短下肢装具 AFO ankle-foot orthosis AFOとは、ankle-foot orthosisの略で、日本語では短下肢装具と言います。 短下肢装具とは、装具療法で処方される装具の一つで、下腿部から足部まで装着するものを言います。 装具は一般的に、身体の一部を外部から支え、運動機能の向上や疼痛の軽減を図るもので、関節の保持、変形の矯正および予防、 機能の代行、歩行の介助、免荷、機能の再教育などを目的に用いられます。 とくに 短下肢装具 の使用目的としては、 足関節と足部に対する変形の矯正・予防、病的組織の保護、立位・歩行などの失われた機能の補助が挙げられます。 そのため 短下肢装具 は、脳血管障害・ 頭部外傷・脳性麻痺・脊髄損傷・末梢 神経障害などによって生じた麻痺などに処方されることが多く、下腿骨骨折などの外傷にも免荷のために処方されることがあります。 短下肢装具 は大きく分けると、 金属支柱のものとプラスチック製のものがあります。 プラスチック製のものには、プラスチック一体型と足継手のあるものがあり、さまざまな形状の ものや継手が考案されています。