Skip to main content

Posts

反響現象 前頭葉症状

反響現象  前頭葉症状 両側前頭葉損傷の患者では、以下の反響現象が認められます。 1)反響行為 検者の行為を反射的に繰り返す。 2)反響言語 検者の話かけや質問に対して、それに適切に答えることなく、話しかけや質問をオウム返しにそのまま発話する現象。 3)反響書...

強迫的言語応答 前頭葉症状

強迫的言語応答 前頭葉症状 物品や検者の動作が提示された時、強迫的にことばで応じてしまう症状のことを言います。物品の場合は呼称し、手を振る動作のときは「バイバイ」、チョキの時は「チョキ」、「Ⅴ」あるいは「に」などと言語化するものをいいます。 患者は異常に...

把握行動 前頭葉症状

把握行動 前頭葉症状 患者の眼前に検者の手を置き患者の手に触れると患者が反射的に検者の手を握る行動です。重症例では、検者が手を動かすとそれに合わせ立ち上がって検者に近づいたりします。患者に手を握らないように指示しても患者の運動を止めることは出来ません。

利用行動 前頭葉症状

利用行動 前頭葉症状 周りにある物品を患者が勝手に使ってしまうことを言います。患者は目前にあるコップで水を飲んだり聴診器を触ったりします。物品の使用を禁じてもしばらくすると同理由を尋ねられると「物品を差し出されたので使用しなければならないと考えた」と答...

模倣行動 前頭葉症状

模倣行動 前頭葉症状 患者が指示なしに検者の行為を模倣する行動です。 頭をかく、指で鼻の頭を触る、足でリズムを取る、など様々な行為が模倣されます。 患者は自分で不適切と判断した行為は模倣しないが、「こんな事はしてはいけない」と言いながら不適切な行為(公共の...

行動反復 前頭葉症状

行動反復 前頭葉症状 前頭葉損傷者における環境依存性亢進は単一の動作や行動のみならず、複雑な目的的行動にまで及ぶ場合があります。 森は次の例を記載しています。 患者は、手洗いを見つけると中に入り、水道の栓をひねり、石鹸で手を洗い、タオルで手を拭く、という一...

DBDスケール (dementia behavior disturbance scale)

DBDスケール (dementia behavior disturbance scale) DBDスケール(dementia behavior disturbance scale)は、 Baumgartenらによって開発されました。認知症にしばしば認められる問題行動についての質問28項目からなる尺度です。観察によって、各項目について「まったくない(1点)」、「ときどきある(2点)」、「よくある(3点)」、「常にある(4点)」、までの5段階で評価し、総得点(最高112点)を算出します。 DBDスケール得点が高いほど各種の問題行動の頻度が高く、得点が低いほど頻度が低いことを示します。すべての質問項目は異常な行動によって構成されているので、0点以外はたとえ1点でも異常であると推定されます。したがって、異常と正常とを分けるようなカットオフポイントは設定されていません。 DBDスケールの質問項目は、介護者が観察し得る行動異常に限定している点に特徴があります。また、項目による重みづけや行動異常の重篤度は無視して頻度だけを評価している特長があります。すなわち、合計点数が1点でも増加すれば悪化と考え、減少すれば改善を意味します。この2つの特徴はDBDスケールの評価においては、特別な精神医学的な知識やトレーニングを積んでいなくても実施が可能であることを示しています。 また、認知機能から見た重症度と問題行動との関連は必ずしも一定でないことも知られており、DBDスケールによって問題行動を評価することの有用性はすでに実証されています。 DBDスケールは溝口らによって日本語に翻訳され、その再現性、内的整合性、評価固著信頼性がわが国でも明らかにされています。 評価表はこちら↓ 認知症行動傷害尺度 (Dementia Behavior Disturbance Scale : DBD)