失語症患者とのコミュニケーションを促進する為の10項目 短い文でゆっくり話しかける。 患者が発病前から使い慣れていた言葉や表現を使って話しかける。 患者が現在関心をもっている具体的な事柄について話しかける。 抑揚や表情を豊かにつけて話しかける。必要とあれば身振りを加えて、実物を見せたり、文字(漢字のほうが仮名より理解しやすい場合が多い)で示したりする。 話しかけても1回で理解出来ないときは、もう1回繰り返すか、又は別の表現に変えてみる。 1つの事柄が理解されたことを確かめてから次の事柄に進み、話題を唐突に変えない。 話すことが困難な患者に対してはYes , Noで答えられる質問を工夫する。 患者に話すための時間を充分に与え、ゆっくりと辛抱強く聞く。 話すことを強制したり、誤りを訂正したりしない。 患者がうまく反応出来た時は、はっきりとほめたり、 一緒に喜んだりして励ます。