Skip to main content

アテトーゼ・舞踏病・バリズムの違い

アテトーゼ・舞踏病・バリズムの違い

アテトーゼ

アテトーゼは、緩徐で、捻転を伴う、反復した動きを伴う不随意運動です。舞踏病より緩徐であり、ジストニアほど持続的ではありません。アテトーゼは単独あるいは他の運動異常とともにみられることがあり、アテトーゼそのものは異様で特徴的な姿勢をとります。身体のどの部分も侵される可能性がありますが、通常顔面と上肢遠位部にみられます。発症は突発性のこともありますが、この異常はしばしば脳卒中、脳腫瘍、Wilson病の様な他の神経疾患に2次的に起こります。

舞踏病

舞踏病は、型にははまっていない、予測できない、突発的な運動を伴い、目的を持った動作を妨害します。動きは速く、不規則で、複雑であり、身体のあらゆるところにみられる可能性がありますが、通常、口腔内を侵します(異常な発語と呼吸パターンを引き起こす)。中枢神経系のほとんどあらゆる疾患により起こる可能性があります。Parkinson病の患者にみられた場には、舞踏病は通常抗Parkinson薬により2次的に発現したものです。薬物による治療アプローチはドパミン利用の減少あるいは抗コリン作用の増加を目的とします。もっともよく知られている全身型の病型はHuntington病です。

バリズム

片側バリズムは身体の一側の上肢あるいは下肢が非常に乱暴に投げ出される動きからなります。通常、反対側の視床下核の出血あるいは梗塞により2次的に起こります。また腫瘍が原因であることもありえます。動きがあまりにも乱暴なので、制御しなければ、患者が疲労困憊したり、けがをしたりすることがあります。神経遮断薬がいくらか有効とされており、注意深く四肢に重錘を負荷することが有効な事もあります。

*参考 リハビリテーションシークレット(メディカルサイエンスインターナショナル)

Popular posts from this blog

BBS TUG 10m歩行テスト

BBS(Berg Balance Scale) 特徴 各項目は、0~4点の5段階の56点満点。 評価項目はすべて日常生活関連動作から構成されている。 カットオフ値 46点以上 病棟内自立判定基準 36点以上 病棟内見守り判定基準 詳しい評価方法はこちら記事を参照して下さい↓ バランス機能評価(Berg Balance Scale/BBS) TUG(Timed Up to Go)テスト 方法 肘掛つきの椅子から立ち上がり、3m歩行し、方向転換後3m歩行して戻り、椅子に座る動作までの一連の流れを測定する。 カットオフ値 13.5秒:転倒予測 20秒:屋外外出可能 30秒以上:日常生活動作に要介助 詳しい評価方法はこちら記事を参照して下さい↓ タイムアップアンドゴーテスト TUG:Timed Up & Go Test 10m歩行テスト 方法 助走路(各3m)を含めた約16m(直線歩行路)を歩行し、定常歩行とみなせる10mの所要時間をストップウォッチにて計測する。 カットオフ 24.6秒:屋内歩行 11.6秒:屋外歩行 詳しい評価方法はこちら記事を参照して下さい↓ 10メートル歩行テスト(10MWT)

原発性骨粗鬆症の診断基準 (2012年度改訂版 日本骨代謝学会・日本骨粗鬆症学会)

原発性骨粗鬆症の診断基準 (2012年度改訂版 日本骨代謝学会・日本骨粗鬆症学会) 低骨量をきたす骨粗髭症以外の疾患または続発性骨粗髭症を認めず、骨評価の結果が下記の条件を満たす場合、原発性骨粗髭症と診断する。   Ⅰ脆弱性骨折(注1)あり   椎体骨折(注2)または大腿骨近位部骨折あり   そのほかの脆弱性骨折(注3)があり、骨密度(注4)がYAMの80%未満   Ⅱ脆弱性骨折なし   骨密度(注4)がYAMの70%または-2。5SD以下   YAM若年成人平均値(腰椎では20~44歳、大腿骨近位部では20~29歳)   注1 軽微な外力によって発生した非外傷性骨折、軽微な外力とは、立った姿勢からの転倒か、それ以下の外力をさす。 注2 形態椎体骨折のうち、2/3は無症候性であることに留意するとともに、鑑別診断の観点からも脊椎X線像を確認することが望ましい。 注3 そのほかの脆弱性骨折:軽微な外力によって発生した非外傷性骨折で、骨折部位は肋骨、骨盤(恥骨、坐骨、仙骨を含む)上腕骨近位部、焼骨遠位端、下腿骨。 注4 骨密度は原則として腰椎または大腿骨近位部骨密度とする。 また、複数部位で測定した場合にはより低い%またはSD値を採用することとする。 腰椎においてはL1~L4またはL2~L4を基準値とする。 ただし、高齢者において、脊椎変形などのために腰椎骨密度の測定が困難な場合には大腿骨近位部骨密度とする。   大腿骨近位部骨密度には頸部またはtotalhip(totalproximalfemur)を用いる。 これらの測定が困難な場合は擁骨、第二中手骨の骨密度とするが、この場合は%のみ使用する。 付記 骨量減少(骨減少)[lowbonemass(osteopenia)]:骨密度が-2.5SDより大きく-1.0SD未満の場合を骨量減少とする。 (宗圓聰ほか、2013より改変引用)

標準失語症検査(SLTA)

標準失語症検査(SLTA)とは 標準失語症検査(Standard Language Test of Aphasia :SLTA)は、日本で最もよく用いられている総合的な失語症検査です。 一般的には「SLTA」と呼ばれることが多いです。 開発者は、失語症研究会(現在は日本高次脳機能障害学会)です。 基礎的な研究は1965年に開始され、最終試案は失語症者200人・非失語症者150人のデータをもとに標準化されて、1975年に完成版が出版されました。 標準失語症検査(SLTA)の概要 目的 失語症状の詳細な把握と、失語症に対するリハビリテーション計画立案の指針を得ることを目的としています。 構成 「聴く」、「話す」、「読む」、「書く」、「計算」の5側面、計26項目の下位検査で構成されています。 所要時間 所要時間は失語症のタイプや重症度によりますが、60~120分程度です。場合によっては120分以上かかることもあります。 一定数の誤答が連続した場合や一定の得点に達していない場合には中止基準を設けて、被検者の心理的負担に配慮しています。 特徴 6段階評価 :大部分の検査項目において反応時間やヒント後の反応に基づく6段階評価が採用されており、症状を詳細に把握することができます。わずかな変化を知ることができ、この情報をリハビリテーションに生かすことができます。正誤2段階の評価に換算して大まかな成績を表示することもできます。 普及度の高さ :日本で最も一般的な失語症検査であり、多くの臨床家が本検査に精通しています。転院時にも他施設との情報共有がしやすく、本検査の反復使用によって経時的変化がわかります。 刺激の統一 :SLTAでは、できる限り同一の単語や文を刺激に用いています。被検者内でモダリティ間(「命令に従う」課題を口頭で聴覚呈示する場合と文字で視覚呈示する場合等)、漢字・仮名間(同じ「読解」課題で単語を漢字表記する場合と仮名表記の場合等)の成績比較をすることができます。 「話す」側面の充実 :動詞の表出をみる「動作説明」や4コマまんがを用いた「まんがの説明」等独創的な検査項目があります。 記録用紙 下段は項目ごとの6段階評価の結果の記入欄、上段は正答率(完全正答の段階6および不完全正答の段階5)を折れ...