「うちの子、なかなかトイレに行きたがらない…」 「おもらししちゃっても、全然気にしてないみたい…」
トイレトレーニング(トイトレ)を進める中で、こんな悩みを抱えているパパママも多いのではないでしょうか? 遊びに夢中だったり、トイレ自体が怖かったり。理由はさまざまですが、親としては心配になったり、ついイライラしてしまったりすることもありますよね。
今回は、お子さんがトイレにタイミング良く行けない、おもらしを気にしないといった場合の理由と、具体的なサポート方法について、まとめてみました。
なぜ? 子どもがトイレに行きたがらない理由を探ろう
まず大切なのは、「なぜ行きたがらないのか?」その理由を考えてみることです。
トイレが怖い: 暗い、狭い、水の流れる音が大きい、便器の穴が大きい、足が床につかない…など、子どもがトイレを「怖い場所」と感じている可能性があります。
遊びに夢中: 目先の楽しいことに集中してしまい、おしっこに行きたい感覚を後回しにしてしまうこともよくあります。
不快な経験: 以前トイレで嫌な思い(排泄がうまくできなかった、痛かったなど)をした経験から、トイレ自体に抵抗を感じているのかもしれません。
落ち着かない: トイレの使い方がよくわからなかったり、なんとなく居心地が悪かったりする場合もあります。
大人が当たり前だと思っていることでも、子どもにとっては大きなハードルになっていることがあります。まずは、お子さんの様子をよく観察し、何が原因なのか仮説を立ててみましょう。
【実践編】具体的な困った!への対処法
原因が見えてきたら、それに合わせた工夫を取り入れてみましょう。
1. 「トイレが怖い」子への工夫
隅や穴の恐怖をとる:
補助便座を使う: 洋式トイレの大きな穴が怖い子には、便座の上に乗せるタイプの補助便座で穴を小さく見せてあげると安心感につながります。
中の様子を見やすくする: 意外かもしれませんが、便器の中が見えないように覆うタイプのカバーが、かえって不安感をあおることも。思い切って外してみるのも手です。(※ただし、これはお子さんの反応を見ながら判断しましょう)
足が届かない不安をとる:
踏み台を置く: 足がぶらぶらしていると不安定で力も入りにくいもの。踏み台を置いて足がしっかりつくようにすると、安心して排泄しやすくなります。自分で登り降りできるのも自信につながります。
流す音が怖い場合:
最初は親が代わりに流してあげたり、「バイバイ!」とキャラクターなどと一緒に手を振って見送るなど、怖い気持ちを和らげる工夫をしてみましょう。
2. 遊びに夢中でおもらししてしまう子への対応
ついつい遊びに夢中になってしまうのは、子どもの自然な姿。叱るのではなく、タイミングを見計らって大人が「トイレに行っておいで」と声をかけてあげるのが効果的です。 それでもおもらししてしまったら、「ほら、やっぱり行きたかったんだね」と、本人の感覚に気づかせるような言葉がけをしてみましょう。
3. トイレを「楽しくて心地よい場所」にする
そもそもトイレが「行きたい場所」になるような工夫も大切です。
好きなキャラクターのシールを貼る
お気に入りのぬいぐるみを置く
壁に楽しいポスターを貼る
など、その子にとって安心できて、ちょっと楽しい空間にしてあげましょう。 そして、トイレでできたら「スッキリしたね!」「上手だったね!」と具体的に声をかけ、達成感や満足感を得られるようにサポートしましょう。
それでもうまくいかないときは…一人で悩まないで
いろいろ試してみても、なかなかトイレトレーニングが進まない…。そんな時は、一人で抱え込まずに専門家を頼ることも考えましょう。
子育て支援センターや地域の相談員さんなどに相談してみることで、新たな視点が見つかったり、具体的なアドバイスがもらえたりします。何より、悩みを話すだけでも気持ちが楽になることもあります。
焦らず、お子さんのペースに合わせて、そして時には周りの力も借りながら、親子で一緒にトイレトレーニングというステップを乗り越えていきましょうね。
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