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前頭側頭型認知症の臨床診断特徴

前頭側頭型認知症の臨床診断特徴

性格変化と社会的接触性の障害が病初期から全疾患経過を通して優勢な特徴である。知覚,空間的技能,行為,記憶などの道具的機能は正常か比較的良好に保たれる。

中核的診断的特徴(すべて必要)
A.症状は潜行性に発症し徐々に進行
B.社会的対人行動の早期からの障害
C.自己行動の統制の早期からの障害
D.早期からの情意鈍麻
E.早期からの病識の欠如

支持的診断的特徴
A.行動異常
  1.自己の衛生や身なりの障害
  2.思考の硬直化と柔軟性の消失
  3.注意の転導性の元進と維持困難
  4.過食,口唇傾向と食行動変化
  5.保続的行動と常同的行動
  6.使用行動
B.発話および言語
  1.発話量の変化
   a.自発性の低下と発話の簡素化
   b.発話促迫
  2.常同的発話
  3.反響言語
  4,保続
  5.無言症
C,身体所見
  1.原始反射
  2.失禁
  3,無動,固縮振戦
  4.低く不安定な血圧
D.検査所見
  1.神経心理学的検査二重度の健忘・失語・空間認知障
   害を伴わない明らかな前頭葉機能検査の異常
  2、脳波検査:臨床的に明らかな認知症症状があるにも
   かかわらず通常の脳波検査では正常
  3.脳画像検査(形態および/または機能画像):前頭葉

   および/または前部側頭葉の著明な異常

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