左半側空間無視の軽度例の特徴

左半側空間無視の軽度例の特徴


左半側空間無視の軽度例は、下記の特徴があります。

・姿勢・行動観察では無視症状が目立たず、ADLの自立度は高い。

・慣れていない環境や行動では見落とし等の症状が出現する。

・対座法(Visual Extinction Test)を行うと視覚消去現象は陽性となる。

・自身の症状に関する気づきは比較的良好。

・頸部や眼球を麻痺側へ意識的に向けたり、上肢を使用しての麻痺側の情報を確認する代償行動をとることができる。

・BITはカットオフ点以下の下位検査がなく正常域だが、日常場面でときに麻痺側を見落とす。または、BITでカットオフ点以下の下位検査だが、日常場面では見落としは見られない。