遮断除去法 失語症訓練

遮断除去法 失語症訓練


遮断除去法は Weigl によって提唱された方法です。

失語症患者において「話す」「聞く」「書く」「読む」のモダリティすべてに機能低下が及ぶとされていますが、各々の重症度にはばらつきがあります。

この方法では能力がほぼ残存している言語様式を、例えば呼称で「語」を引き出すために「前刺激」として利用し、課題の前に与えておくと、能力低下が認められる言語様式(モダリティー)
の回路の遮断を除去してその語の使用が可能となり、正反応が生じたという結果に基づいています。

前刺激とする言語機能がほとんど残存していることを必要としており、複数の前刺激を連鎖的に使用することができれば遮断除去の効果は持続するとしています。

詳しくは下記のPDFサイトを参照ください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/apr/8/2/8_2_112/_pdf