LPA(Logopenic progressive aphasia)の診断基準

LPA(Logopenic progressive aphasia)の診断基準

Ⅰ.臨床診断
 次の中核的特徴の両方を満たすこと

 1.自由会話や呼称における単語検索障害
 2.句や文章の復唱障害

次のその他の特徴のうち少なくとも3個以上満たすこと
 1.自由会話や呼称で音韻の誤り
 2.単語の理解や物の知識は保たれている
 3.運動性発話は保たれている
 4.明らかな失文法はない


ll.画像所見に支持された、LPA  次の両方を満たすこと

 1.LPAの臨床診断
 2.次のうち少なくとも1つは満たすこと
  a.MRIで、左シルビウス裂周囲後方あるいは頭頂葉の顕著な萎縮
  b.SPECTかPETで、左シルビウス裂周囲後方あるいは頭頂葉の顕著な血流あるいは代謝低下

Ⅲ.LPAの確定病理診断
 臨床診断(下記基準1)かつ、基準2か3

 1.LPAの臨床診断を満たす
 2.特定の神経変性疾患病理を示す組織病理学的証拠 
  (AD,FTLD-tau,FTLD-TDPなど)
 3.既知の病因性突然変異の存在


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