麻痺側上肢強制使用療法(constraint-induced movement therapy:CI療法)

麻痺側上肢強制使用療法(constraint-induced movement therapy:CI療法)

CI療法は非麻痺側の上肢を三角巾やミットで拘束し、強制的に麻痺側上肢の使用を促すものです。

手関節の背屈が20度、手指の伸展が10度できるのが基準であり、比較的軽度の片麻痺が適応となり、片麻痺が中等度または重度の患者には実施困難でとなります。
Wolfは、14日間1日中非麻痺側を抑制し、Taubらはこれに6時間の麻痺側上肢を使用する訓練を組み込んでおり、いずれも麻痺側上肢機能の改善を認めました。CI療法を行うと麻痺側上肢機能が改善するばかりではなく、上肢運動時の脳活性レベルは低下し運動マップの領域は拡大していました。しかし、実際の臨床場面では長時間療法士と患者が1対1対応で訓練を継続できる施設は限られ、患者に関しても長時間の健側の拘束に耐えうる精神力と麻痺肢の機能レベルが要求されるため、適応には限りがありたす。

そこで、外来通院でも行えるようにに訓練時間を短縮したmodified CI療法が開発されました。
それでも通常の訓練にくらべ拘束時間が長く煩雑であり適応には限界があります。