廃用症候群と心機能、全身持久力の低下

廃用症候群と心機能、全身持久力の低下

安静臥床により、心拍数の増加、一回拍出量の減少、最大酸素摂取量の低下を認めるようになります。

安静臥床により、一回拍出量が減少し、その代償反応として心拍数の増加を認め、心拍出量を保持することとなります。

運動能力の指標とされる最大酸素摂取量は、安静臥床の日数と高い相関関係があるとConvertinoらは報告しています。

対策としては、仰臥位での軽度から中度の運動では、健常者の安静時の最大酸素摂取量の減少は完全に予防することはできませんが、減少度を抑えることは可能といわれています。

心肺系の機能が低下した時、運動開始時は予測最大心拍数の65%以下で心拍数上昇を20拍/分程度の運動強度を指標としています。

健常者(高齢者を含む)では最大酸素摂取量の50〜80%の運動が全身持久力の改善につながるとされています。

脳卒中患者では、最大運動負荷の30〜50%やATレベルでのエルゴメーター訓練が有効とされています。

頻度や時間については週に3〜5回、一回30分程度の運動をすることが多いです。

運動負荷は、バイタルチェックを行いながら、徐々にアップさせることが望ましいです。