長期安静と消化器系に及ぼす影響

長期安静と消化器系に及ぼす影響

安静臥床により腸管の蠕動運動は低下し、栄養の吸収率が低下します。
その結果、食欲不振、体重減少、便秘といった症状を生じてしまいます。

安静により抗利尿ホルモンが分泌抑制され、循環血液量は低下し、便秘となります。
ベッド上での排便も非生理的であり便秘を促進します。
また、逆流性食道炎の頻度も増加します。
対策としては、安静を防止することです。
トイレ動作の確立と野菜などの繊維を多く含んだ食事と水分補給が重要となります。
緩下薬や下剤などの薬剤も検討することも必要です。