言語障害 認知リハのガイドライン

言語障害 認知リハのガイドライン

1)失語症者に対し、集中的な言語聴覚療法が勧められる(グレードB)。急性期、回復期に集中的に言語聴覚療法を行うことに高いエビデンスがあるが、一方で、訓練時期と自然回復を除外した訓練効果の関連について、Robeyは、メタアナリシス(55の研究報告)の結果、急性期(発症から3カ月間)は、失語症訓練例は非訓練例よりも2倍の改善が期待でき、3カ月から12カ月の時期では、失語症訓練例は非訓練例よりも1。5倍の治療効果が期待でき、1年以上の慢性例では、失語症訓練例は非訓練例よりも12倍の改善が期待できると結論し(Ia)、維持期における訓練介入の意義を述べてる。

2)失語症者に対し、グループ訓練(lb)、地域リハプログラム(Ib)は勧められる(グレードB)。

3)脳外傷後のコミュニケーション障害に対し、実践的なコミュニケーション技術の習得訓練が勧められる(グレードB)。 前頭葉を中心とした広範な損傷が認められる脳外傷者では、そのコミュニケーション障害は失語症のみが原因ではない。 Dahlbergらは、RCTにて1年以上経過した脳外傷者に対し、グループによるコミュニケーション能力を高める訓練を12週間施行し、訓練群で日常生活レベルまで有意な改善をみている(Ib)。