運動前野

運動前野

運動前野は、頭頂葉の感覚連合野や陳述記憶(内容を言葉で述べることができる記憶)の場である前頭前野からの入力を受け一次運動野に出力することから、感覚情報や認知記憶に基づく運動の企画・発案に関与していると考えられている。
背側運動前野は感覚情報をもとに動作を企画して準備し、腹側運動前野はmirror neuron(ミラーニューロン、学習・模倣に関与する皮質細胞群)、認知機能に関係し、感覚情報に基づいた運動の企画発案に関係している。
運動前野の損傷後は、運動麻痺がないにもかかわらず運動は拙せつれつ劣になり、着衣に伴う動作や楽器演奏など精微な動きに障害が出ます。これらは頭頂葉が傷害されたときの失行と似ており、運動前野が頭頂葉の影響を強く受けていることを示している。