SGRQ COPD QOL評価

SGRQ COPD QOL評価

SGRQ(St。 George’s Respiratory Questionnaire)は COPD における疾患特異的な健康関連 QOL 評価尺度として開発されました。
症状(咳、呼吸困難、喘鳴)やその症状による社会的影響、心理的影響の経時的変化が評価できるように構成されています。
医療介入による変化の描出能力に優れています。
質問票は 50 項目から成り、Symptom(症状)、Activity(活動)、Impact(衝撃)の 3 つのコンポーネントに分けてそのスコアが計算される。また、その 3 スコアを合計して総スコアを求める
ことが可能である。

• Symptom(症状):咳、痰、喘鳴、呼吸困難といった症状の頻度と程度
• Activity(活動):呼吸困難によって制限される日常生活あるいは呼吸困難を生じさせる日常生活の活動レベル
• Impact(衝撃):COPD により影響を受ける社会活動や心理的な障害など

各コンポーネントのスコアは、すべての項目の重みの合計に対する陽性回答の重みの合計の割合(%)で示されます。
各スコアは 0~100 の範囲で、「0」は障害がない状態、数値が大きいほど障害
が大きいことを示します。