前頭葉損傷による失行

前頭葉損傷による失行

1)観念運動失行
観念運動失行の責任病巣は通常左頭頂葉傷であるが、左前頭葉損に伴う観念運動失行例が報告されています。

2)肢節運動失行
四肢の動作巧緻性の障害である肢節運動失行は運動前野および中心回領野損傷で生じます。サルの運動前野を破壊すると動作の巧緻性が障害されます。

3)顔面失行
前頭葉内側領野損傷に伴う顔面失行例が報告されています。

4)構成障害
ベントンらによれば、右もしくは両側の前頭葉損傷に伴い、三次元構成行為が障害されます。
ミルナーらによれば、右前頭葉損傷者では抽象図形を模写した後、再度それを想起して描画することが障害されます。
ミラーらの報告では、マッチ棒を用いて様々な形を構成する課題が前頭葉損傷によって障害されます。