肺内パーカション人工呼吸器(lntra-pulmonaryventilator=IPV)による排痰

肺内パーカション人工呼吸器(lntrapulmonaryventilatorIPV)による排痰


IPVとは新しいコンセプトに基づく治療型の人工呼吸器です。高頻度の陽圧人工呼吸器に属し、ネブライザ療法と理学療法のパーカッション療法を町内から同時に行うことができる器械です。間欠的陽圧呼吸(IPPB)のように患者の吸気時に合わせて陽圧を送るわけではなく、間欠的にネブライザで作り出されたエアロゾルを含む小さなガスの塊(小換気団)を高頻度(100300/分)で肺内へ送り(パーカッション流)、それによって虚脱された肺胞の再拡張、ガス交換の改善、粘稠性の高い疾の喀疾を促します。在宅ではコンプレッサーを内蔵した機種(インパルセーター)が使用できます。徒手による肺理学療法は体位・重力による排出を促すが、パーカッションと振動法は小気道からより大きい気道へと分泌物を移動させるのに有効であり、咳やMACとの併用によって排痰させることができます。