バリデーション療法の14の技法(テクニック)

バリデーション療法の14の技法(テクニック)

1)センタリング(精神の統一・集中)。
 認知症高齢者に共感し同意できるよう精神を統一する。

2)事実に基づいた言葉を使う。
 認知症高齢者にとっての事実を傾聴する。

3)リフレージング(話の内容を繰り返し、確認する)。

4)極端な表現を用いる(最悪,最善の事態を想像させる)。
 感情の発散を助けることで、不安や心配を和らげる。

5)反対のことを想像させる。
 以前に苦しみや困難から立ち直るために使用した方法を導き出す。

6)レミニング(思い出話をして、過去を回想させる)。

7)真心をこめたアイコンタクトを保つ。

8)あいまいな表現を用いる。
 意味の通じない言葉に対して、代名詞などを用いてコミュニケーションを維持する。

9)はっきりとした低い優しい声で話す。

10)ミラーリング(相手の動きや感情に合わせる)。

11)満たされていない人間的欲求と行動を結びつける。
 相手の行動を“愛情”“地位の回復”“憾情の発散”のいずれかに結びつける。

12)好きな感覚やそれに関連する言葉を用いる。

13)タッチング(正面からアプローチし、優しく触れる)。

14)音楽を用いる。