嚥下障害のハイリスク患者

嚥下障害のハイリスク患者

・肺炎を繰り返す
・全身状態不良
・低栄養
・他の疾患で多量の服薬
・原因不明の体重減少
・向精神薬、抗痙攣薬、睡眠薬の服用
・70歳以上の高齢者でADLが低い
・嚥下障害スクリーニングテストが陽性

認知症者の嚥下障害の特徴

認知症者の嚥下障害の特徴

・食べない、拒否、口を開けない
・食べたことを忘れる
・食物を認知できない
・摂食行動の中断、停止
・落下物に固執
・他の人の食事に手を出す
・異食(食物以外のものを口にする)
・口に詰め込む、食べる速度が速い
・咀嚼し続ける
・手づかみで食べる   etc

ポリ袋を使って簡単に真空調理 健 康、時短…可能性大きく MSN産経ニュース

少量ずつ小分けし、真空状態で冷凍保存すれば、必要なときに湯煎するだけで、乳幼児の離乳食や高齢者の介護食になり、便利だ。
鍋を洗わず、繰り返し調理できるため、の調理法としても重宝しそうだ。
平さんは「ポリ袋を使った真空調理は 忙しいときの時短に ...

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ポリ袋を使って簡単に真空調理 健康、時短…可能性大きく - MSN産経ニュース

嚥下障害に対する訓練のポイント

嚥下障害に対する訓練のポイント

1、理学的所見、神経学的所見、VFなどにて、摂食嚥下機能を評価し、いくつかの問題点に対し目標をしぼり間接訓練を行う。

2、的確なリスク管理を行う。

3、チームアプローチで進める。

4、VFにて著しい誤嚥のない条件を確認し、摂食を開始する。(直接訓練)

持続皮下インスリン注入療法(continuous subcutaneous insulin infusion:CSII)


持続皮下インスリン注入療法(continuous subcutaneous insulin infusion:CSII)は、ポータブルインスリンポンプによって 24 時間絶え間なく、持続的に皮下組織にインスリンを注入することにより血糖コントロールする治療法である。

インスリンポンプは携帯電話ぐらいのサイズ・重量で、腹部皮下に留置針(翼状針)を置き、超速効型インスリンを用いてインスリンの基礎分泌、食事によるインスリン追加分泌と高血糖を是正するための追加インスリンを補う。

CSII による治療は、従来のインスリン頻回投与では十分な血糖コントロールが得られない場合や妊娠・手術のために厳格な血糖コントロールが必要な場合、無自覚性低血糖が頻回に起きたり、暁現象が著明な場合などに対して有効であり適応となる。

CSII のデメリットは、インスリン自己注射よりやや煩雑な動作が伴うポンプを取り扱う必要があること、ポンプあるいはルートトラブルなどによりインスリンが注入されないと高血糖やケトアシドーシスが起きることである。

ポンプあるいはルートトラブル時には、場合によってはペン型のインスリン注入器で対応する必要がある。


(1000) 糖尿病ケア 2010 vol.7 no.10より参照。

高次脳機能障害の夫支えて デザイ ナーが介護記録出版 神戸新聞

脳血管障害や頭を打つ事故などで脳が 損傷され、記憶力や集中力の低下、失語症などの症状が起こることを高次脳機能障害と呼んでいる。 この障害を負った夫(58)への介護を記録した本「破損した脳、感じる心‐高次脳機 能障害のリハビリ家族学」(亜紀書 房、1680円)を ...

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高次脳機能障害の夫支えて デザイナーが介護記録出版 - 神戸新聞

強化インスリン療法 (intensive insulin therapy)


強化インスリン療法(intensive insulin therapy)とは、可能なかぎり生理的なインスリン分泌動態に近似するよう外来性インスリンを投与する方法のことである。

追加インスリン分泌を補うための毎食前の超速効型または速効型製剤の投与と、基礎インスリン分泌を補うための 1 日 1 ~ 2 回の中間型または持効型製剤の投与を行うインスリン頻回注射法(3 ~ 5 回/日)と、持続皮下インスリン注入療法(CSII)がある。

強化インスリン療法による厳格な血糖コントロールの有用性が初めて示されたのは 1 型糖尿病における大規模臨床試験 DCCT で、2 型糖尿病に対しては日本で行われた Kumamoto Study である。

DCCT では、1 日 1 ~ 2 回のインスリン従来療法群に比べ、強化インスリン療法群において網膜症の発症・進展抑制が有意に高率に達成された。

Kumamoto Study では、網膜症と腎症いずれにおいても強化インスリン療法がその発症と進展の抑止に有用であるという結論でている。


糖尿病ケア 2010 vol.7 no.10 (999)より参照

VEの有用性

VEの有用性

1.手軽に時間的制約なしに評価可能。
2.通常の食品を摂食状態が評価できる。
3.咽頭・喉頭の粘膜や組織の状態が評価できる。
4.唾液誤嚥・唾液貯留が評価できる。
5.感覚評価が可能。


VE:嚥下内視鏡検査

「認定介護福祉士」初認定へモデル 研修 キャリアブレイン

日本介護福祉士会は、介護福祉士の上位資格に位置付けられる「認定介護福祉士」の初認定に向けたモデル研修を開始した。モデル研修では今年10月から来年3月までに、16日間にわたって研修を実施。さらに来年秋以降、マ ネジメントなどの研修を追加実施し、 すべての研修 ...

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「認定介護福祉士」初認定へモデル研修 - キャリアブレイン

レデックス、病院や就労支援施設のための認知リハビリ・ツール『高次脳機能バランサーPro』を発売 医療人材ニュース

病院や就労支援施設向けに、高次脳機 能障害や認知症の認知機能リハビリを提供するソフトで、北京パラリンピッ ク金メダリスト・石井雅史選手など、 認知機能リハビリの多数の実績ある手法「神経心理循環」に基づき開発されている。 交通事故や脳内出血などが原因で起きる高 ...

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レデックス、病院や就労支援施設のための認知リハビリ・ツール『高次脳機能バランサーPro』を発売 - 医療人材ニュース

嚥下造影検査の有用性

嚥下造影検査の有用性

・嚥下運動各期、障害部位、重症度の評価
・安全な体位、食物形態の検討
・不顕性誤嚥の検出
・治療効果評価
・患者や家族への説明

不顕性誤嚥のチェックポイント

不顕性誤嚥のチェックポイント

・過去に誤嚥があった。
・肺炎(熱発)を繰り返す。
・脱水・低栄養状態。
・拒食がある。
・食事時間が1時間以上かかる。
・口腔内に食物が残っている。
・食後にムセや咳・痰が多い。
・食後、嗄声がある。
・夜間に咳き込む。
・反復唾液嚥下テストができない。

認知症防ぐ遺伝子変異 欧企業チームが発見 47NEWS

認知症のアルツハイマー病になりにくくなる遺伝子変異が、アイスランド人を対象とした研究で見つかった。非常にまれな変異だが、通常の老化に伴う認知機能の低下を防ぐ働きもあるとみられ、研究チームは「同じ効果を薬剤で実現できれば認知症予防に有効だ」 とみている。

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認知症防ぐ遺伝子変異 欧企業チームが発見 - 47NEWS

失語症の現代美術家が個展 姫路の濱田さん 神戸新聞

脳内出血の後遺症で失語症を患う現代 美術家、濱田龍さん(60)=兵庫県 姫路市緑台=が、リハビリの過程でしぼり出した言葉と、身近な風景や物を結びつけた創作に取り組んでいる。

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失語症の現代美術家が個展 姫路の濱田さん - 神戸新聞

森永乳業子会社、やわらかいごはんとソースのセットの介護食「やわらか亭」を発売 日本経済新聞 (プレスリリース)

森永乳業子会社、やわらかいごはんと ソースのセットの介護食「やわらか亭」を発売. 食べたいときに、いつでもおいしい介護食「やわらか亭」 1 0月23日(火)新発売 森永乳業グ ループの株式会社クリニコは、通常の 食事では体に必要な栄養を満たすこと ができない方のために、 ...

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森永乳業子会社、やわらかいごはんとソースのセットの介護食「やわらか亭」を発売 - 日本経済新聞 (プレスリリース)

高齢者のベンゾジアゼピン使用は認知症リスク上昇と関係 nikkei BPnet

不安や不眠の治療に広く用いられてい るベンゾジアゼピン系薬剤を高齢者に処方すると、その後の認知症リスクが 1.5倍になる可能性が示された。仏 Victor Segalen(Bordeaux 2)大学の Sophie Billioti de Gage氏らが行った 住民ベースの前向きコホート研究の結 果で、論文 ...

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高齢者のベンゾジアゼピン使用は認知症リスク上昇と関係 - nikkei BPnet

運動器症候群の予防法紹介

加齢や病気などから骨や筋肉、関節などの運動器が衰え、要介護の危険性が 高まった状態の「ロコモティブシンド ローム」(運動器症候群)の予防と治 療をテーマにした催しが14日、岡山 市北区奉還町の岡山国際交流センター で開かれた。

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運動器症候群の予防法紹介 - 山陽新聞

無酸素性作業閾値(AT)

無酸素性作業閾値(AT

運動に必要なエネルギーの供給方法には、有酸素的な方法と無酸素的な方法がある。運動強度が低いときは主に有酸素的な方法が働いているが、運動強度が強くなると無酸素的な方法が働くようになる。この無酸素的エネルギー供給が働き始めるポイントを、無酸素性作業閾値(ATanaerobic threshold)という。つまりATレベル以下の運動は有酸素運動となり、運動強度の目安の一つといえる。

ATは測定方法により乳酸性作業閾値(LTlactate threshold)または換気性作業閾値(VT
ventilatory threshold)などとして表される。LTは運動強度増大に伴う血中乳酸値の上昇開始点として求められる。また呼気ガス分析測定を用いて呼気中の二酸化炭素量を測定すると、ある運動負荷から二酸化炭素排出量も急激に増加する。このポイントがVTになる。ATは健康成人でおよそVO2max5070%に相当するとされている。AT レベルの運動は、自覚的にはBorg 指数の1113程度、または息が切れず運動中会話が可能な程度となる。

糖尿病ケア 2009 vol.6 no.4より参照

糖尿病 運動療法

糖尿病 運動療法


糖尿病治療において運動療法は重要だが、どの程度の運動を行えばよいのかがわからなければ治療はうまくいかない。
そこで参考にされるのが運動強度、持続時間、頻度、種類である。
その中で、運動強度は運動中の酸素摂取量や心拍数などに基づいて評価される。
臨床の場では心拍数が目安としてよく使われ、50歳未満の患者で100120/分以内、50歳以上の患者さんで100/分以内の運動が推奨されている。

運動強度の指標である酸素摂取量は、1分間の酸素摂取量をVO2と表記し、また運動を最大に負荷した際の最大酸素摂取量をVO2maxと表記する。患者の合併症の程度にもよるが、一般に推奨されている運動強度は% VO2max50%前後である。これは自覚的には「ややきつい」と感じる程度の中等度の運動で、心拍数は上述の数値になる。しかし、不整脈などのために心拍数を指標にできない場合や2型糖尿病患者さんで自律神経障害を有している場合は、患者さん自身の「楽である」または「ややきつい」といった自覚が運動強度の目安になる。


糖尿病ケア 2009 vol.6 no.4 (383)より参照。

老化に伴う摂食・嚥下機能低下の原因

老化に伴う摂食・嚥下機能低下の原因

○虫歯などで歯が減り、咀嚼力が低下する。
○口腔、咽頭、食道など嚥下筋の筋力低下。
○粘膜の知覚、味覚の変化(低下)。
○唾液の分泌減少、性状の変化
○咽頭が解剖学的に下降し、嚥下反射時に咽頭挙上範囲が大きくなる。
○無症候性脳梗塞の存在(潜在的仮性球麻痺)。
○注意力、集中力の低下。

嚥下食の条件

嚥下食の条件

1.適切な粘度があり、食塊を形成しやすい。
2.口腔や咽頭を変形しながらなめらかに通過する。
3.べたつかず、のど越しがよい。
4.密度が均一である。
5.残留したり誤嚥しても、吸引や痰で喀出しやすい。

シャキア訓練

シャキア訓練1
1,仰臥位で肩を床につける。
2,頭だけを足の指が見えるまで挙上し、1分間、持続的に実施した後、1分間の休憩を3回繰り返す。
3,肩をつけたまま頭部のみを上げて下ろす動作を30回繰り返す。これを1クールとして、1日3クール行い、6週間持続する。

シャキア訓練2
1,ベッドを45度程度にギャッジアップする。
2,後頭部をベッドにつけるように促し、同じく1分間頸部の伸展を促す。
3,1,2,を1セットとし、10セット程度(約20分)行う。
メリットとしては、ベッドをギャッジアップしたままできるので、逆流を考えずにすみ、経管栄養中にも行うことができる。

※患者の体調・体力に合わせ回数を増減する。

咀嚼・嚥下に適さない食品

咀嚼・嚥下に適さない食品

1. 水分 : 水、お茶、ジュースなど
2. 酸味が強いもの : 酢の物、柑橘類など
3. パサつくもの : 焼き魚、ゆで卵、蒸し芋
4. うまく噛めないもの : かまぼこ、こんにゃく、凍り豆腐、なまこなど
5. のどにはりつくもの : 飴、焼き海苔、わかめ、バターロールパンなど
6. 粒がのこるもの : ピーナッツ、大豆、枝豆など
7. 繊維が強いもの : ごぼう、ふき、小松菜など

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咽頭残留除去法

咽頭残留除去法

[複数回嚥下]
一口を何度も飲み込むことで残留を除去する。
効果は、咽頭残留、湿声で判断する。

[空嚥下]
唾液を嚥下することで咽頭残留を除去する。

[一側嚥下]
健側下の側臥位をとると、重力で食物が健側に集まり、口腔・咽頭通過を改善する。
※顔は上に向ける。

[ゼラチンゼリーとの交互嚥下]
食物の口腔内や咽頭内の残留を除去する。
ゼラチンの残留物を吸着する性質を利用する。
食事の最後もゼラチンゼリーで終了する。

口腔ケア・マッサージ 嚥下障害

口腔ケア・口腔内マッサージ 嚥下障害

[効果]
口腔内残留物や唾液による誤嚥性肺炎を予防する。
口腔内の知覚機能を高める。
口腔内を刺激し、唾液の分泌を促す。
口唇・舌・頬のストレッチング・リラクゼーション。

[適応]
すべての患者

[方法]
イソジン、綿棒、ガーゼ、歯ブラシ、スポンジ、オーラルバランスなどを使用する。
口唇・頬・舌をマッサージする。