口腔機能について


口腔機能について


1.食べる機能

口は食べ物を取り込むための入り口で、口だけが食べ物の味や食感を感じられる器官です。

口だけが食べ物の味や食感を感じられる器官であり、美味しいものを食べたい、食事がしたいという欲求は人にとって自然で重要な欲求で、生きる喜びのひとつといえます。


2.呼吸機能

口は鼻と同様に呼吸器の入り口です。

口腔や咽頭の化膿創や歯周病・虫歯があると、上気道感染、誤嚥性肺炎の原因となります。

そのため、たとえ誤嚥がなくても、経管栄養でも、人工呼吸器管理中でも口腔ケアは必要です。

むしろ、使わない口は機能低下を起こし汚れやすいのです。


3.コミュニケーション機能

口腔は会話をするための共鳴器官として働きます。舌は発音(構音)にも関与します。


4.感覚機能

口腔感覚受容器は咀嚼や発音時に口腔運動を調節するために重要な末 感覚情報の入力器官であるのと同時に、脳を覚醒させる入力信号器官です。

口腔の感覚としては、食物の食感(固さ、柔らかさ、舌触り、歯触りなど)を感じる触・圧覚、味覚(甘い、苦い、塩っぱい、酸っぱいという四基本味やうま味)、温度覚(温かい、冷たい)、痛覚があります。

特に味覚刺激は唾液の分泌を促進し、食塊の形成や消化を助ける機能もあります。

脳血管障害・脳腫瘍や耳鼻科手術のあと、ウイルス感染症の後などに味覚障害が生じることがあります。

味覚の障害はあまり注目されていませんが、味わって食べる楽しみの喪失という生活の質(QOL)に大きく関わる障害と思われます。


このように、お口の健康は、生きる上で、とても重要だとわかります。
リハビリなどで、口腔機能へのアプローチをすることは、非常に大切なことなのです。