軟口蓋挙上装置

軟口蓋挙上装置(Palatal Lift ProsthesisPLP

意義
軟口蓋挙上装置は、軟口蓋の運動障害による鼻腔閉鎖不全が認められる患者に対して用いられる装置であり、床の口蓋部後縁より軟口蓋挙上子を延長して作製する。
軟口蓋挙上子により機械的に軟口蓋を挙上させて、構音時、嚥下時の鼻咽腔の閉鎖を図る。本装置の目的は構音機能の回復にあると考えられてきたが、最近では、挙上子の形態を工夫することによって嚥下機能の改善も同時に図れることが報告されている。
ただし、発音時とは異なる嚥下時の軟口蓋運動を妨げないように、装置を調整することが必要な場合もある。
本装置の装着は即時的効果をもつ。
その長期装着による効果も報告されており、軟口蓋挙上子の刺激が知覚を賦活する可能性もある。



日本摂食・嚥下リハビリテーション学会より参照。